![2024.5.10 巨大な黒点群に遭遇 AR3664](https://stat.ameba.jp/user_images/20240625/10/megomegoco/0e/09/j/o1480102815455705497.jpg?caw=800)
![2024.4.8 新月に飲み込まれる黒点](https://stat.ameba.jp/user_images/20240625/10/megomegoco/3a/6f/j/o1700100015455705496.jpg?caw=800)
![2024.5.10 巨大な黒点群に遭遇 AR3664](https://stat.ameba.jp/user_images/20240625/10/megomegoco/0e/09/j/o1480102815455705497.jpg?caw=800)
![2024.4.8 新月に飲み込まれる黒点](https://stat.ameba.jp/user_images/20240625/10/megomegoco/3a/6f/j/o1700100015455705496.jpg?caw=800)
2024年5月10日 13時34分28秒にND100000フィルターを使って川崎市麻生区で空き地から撮影した巨大な黒点群です。動画からキャプチャーした画像で露出 1/1000秒です。2000mmで撮ったので、画像の粒子が荒いです。
2024年5月6日から5月14日にかけて太陽表面に巨大黒点群「AR3664」が出現し、大規模な太陽フレアを連発して世界的に大きな話題を呼んでいます。黒点は巨大であるほど、大規模な太陽フレアのリスクが高くなります。AR3664の直径は20万km、地球15個分にも相当し、日食グラスをかけて見れば肉眼でも確認できました。
太陽フレアとは、太陽表面で起こる突発的な爆発現象です。大規模なものだと水素爆弾1億個分に相当するエネルギーを放つとも言われていて、人類がとても太刀打ちできない高エネルギーな天体現象です。太陽フレアは、太陽表面に溜まった磁気のエネルギーが、熱や運動エネルギーに変換されて一気に宇宙空間へと放出される現象であると解釈されています。
AR3664は大規模な太陽フレアに伴い、大規模なCME(コロナ質量放出)も発生させています。それに伴い大量のプラズマガスが地球に到来しており、地磁気を乱され、大規模な磁気嵐が発生しています。大量のプラズマガスが地球の大気と衝突し、かなり低緯度でもオーロラが発生しました。日本では兵庫県や愛知県でもオーロラが見られたという報告があるほどです。
下の部分日食では、新月に太陽の黒点が吞み込まれる様子を撮りました。撮影場所は、米国・テキサス州のGatesvilleです。これは来月弊ブログで紹介する米国皆既日食に伴う部分日食で、太陽黒点の説明のため前倒しで紹介しました。