鳥バカのはじまり 中編
===前編の続き===
無我夢中の私は、そのインコに2・3歩歩み寄ると
左腕を斜め上に伸ばし、人差し指を突き出して
「おいでっ」と呼んだんです(笑)
その時の事を思い出すたび考えるのですが、
「なんで、腕なんか・・・?」
だって、手乗りかどうかもわからないのに、
しかも、手乗りだったとして、見ず知らずの
子供の所に飛んでくるわけがナイじゃないですか!(笑)
それがしかし・・・飛んできたんですよ!!!
何を思ったのかそのインコが、ハタハタと私の腕に
舞い降りたんです!
(人差し指には来なかったですけど。さすがに:笑)
その場にいた全員が固まりました。「えぇっ!」って。
しかも、腕に来たは良いものの、その後どうしたら
良いのやらで、皆がパニックになりました。
私はといえば目は「じ~っ」とインコに釘付けなまま。
その色鮮やかな色彩と、可愛らしい姿に目を逸らすこと
すら出来ませんでした。そのインコもじっと大人しいまま。
その後、また外に逃げたら大変とゆっくり腕に乗せたまま
玄関の中に移動し、玄関の戸を閉めました。
そして、恐る恐る人差し指を近づけると驚いたことに
また、何のためらいもなく私の指に乗ったんです。
だんだん落ち着いてきた私は、隅っこに体ごと押し付ける様に
インコを囲い、ついに捕獲に成功しました!
しかし、捕まえたはいいもののカゴなんかありません。
ばぁちゃんは急いで父の職場に電話し、弟は散々探し回った挙句
妥協策にあろう事か虫かごを持ってきました(笑)
彼なりに考えた挙句のことです。私もずっとインコを
持ったままでいる訳にもゆかず、カゴ類似品の捜索に加わるため
やむなく虫かごに(ごめんよぉ)インコを入れました。
30分後、連絡を受けた父がカゴを抱えて
仕事を抜け出してきました。満面の笑みで(笑)
自他共に認める動物好きの父。私の師匠でもある父は、
私のお手柄にいても立ってもいられず、電話を受けてそのまま
ホームセンターへ走り、カゴを買って家に持って来てくれたのです。
ようやく窮屈な虫かごから移されたインコは、止まり木に
交互に飛び移ったり、カゴによじ登ったり元気な様子でした。
父は一旦仕事場に戻ってゆきましたが、速攻仕事を片付けて
1時間後には私と弟を連れて、餌を買いに行く車中にいました(笑)
ひと段落はしたものの、手乗りのインコであることは間違いなく、
飼い主が現れたら返してあげなくてはいけないと父に諭され
その後数日は、学校が終わると弟やじぃちゃんと
飼い主探しをしました。近所でインコを飼っているお家は
もちろん、知人に連絡してその近所に聞いてもらったり・・・。
しかし、結局見つからずインコは晴れて我が家の一員に!!
===長くなったので予定外の中編。後編へ続く===