三体Ⅱ、えらいこっちゃ、面白かった! | 60からのリスタート

60からのリスタート

60歳を前に35年務めた会社を早期退職。日々右往左往しながらのエルダー職探し

 
 さて、Netflixでドラマ化されるなど話題の中国SF「三体」三部作。原作も世界中でシリーズ累計2900万部と売れに売れているということですが、今年になって日本でハヤカワミステリ文庫化。
 まず「三体」に手を出し「おもろいやん」。地球外生物と人類の初アプローチものですが、設定が新鮮。直接のコンタクトはなくとも4光年の距離を隔てて早くも始まった攻防戦。400年後に攻めてくるはるかに優れた文明を相手にどないしよ、という話だけど、この1作目はまあ、それぞれの星でがちゃがちゃとして一定の終わりを見せるのだけれど・・・
 
 さて4月に発刊された「三体Ⅱ 黒暗森林」(上下)。2分冊となりボリュームが増えたうえ段違いにエンタメ要素が強くなっていて、人類もいよいよ宇宙に飛び出してさらに時間も超越してとスケールが巨大なストーリーに。

 

 

 

 上下合わせて950ページほどになりますが、写真で押さえている下巻最後のここらあたりから怒涛の展開!

 

 そして「え、あれ伏線だったの!!??」と思わぬ伏線回収が待っておりましたw


 

 

 

 長さゆえに「ちょっと読むのにダレるな」という点もありましたが、後から効いてくるので我慢してくださいませ

 

 見事な構成ゆえにあまり多くは語れませんが、極上のエンタメ体験でしたわ

 

 で「三体Ⅲ 死神永生」(上下)の文庫版は6月発刊。ちょうど今は求職&リハビリ中で時間もあり一気読みも可能なので、図書館に予約済。貸し出し中ながら他に予約なければメールでお知らせが来て、さらに最寄りの分室まで運んでくれるのだとか。

 

 ふだん、図書館の本は人の手垢が張り付いていそうで遠慮していますが、今回はそれを我慢してカバーなどで覆い楽しんでみようかと。