先日は中国のSF映画「流転の地球ー太陽系脱出計画ー」を鑑賞。
60歳になってお得になったことのひとつが映画料金のシニア割引。1300円で観られるので、映画館に足を運ぶ機会も増えてまいりました。配信もいいけど、やはり派手な大作は大きなスクリーンで観るべきですね。
さて、この映画は今話題の中国発SF小説「三体」の原作者・劉慈欣が書いた短編を原作に、大胆に再構成しています。
2019年にはNetflixで「流転の地球」が配信されていますが、本国では劇場公開され大ヒットしたとか。今作はその続編となりますが、内容は前作の前日譚という位置づけ。大ヒットに気をよくして新作を作ったのでしょう。
内容はとてつもなく荒唐無稽。
太陽が突然異常な膨張をはじめ、いずれ地球が飲み込まれて消滅してしまうことが分かったのだとか。
でここからが驚きの発想ですが、全人類で力を合わせて、地球に無数のジ重元素核融合エンジンを建設して、地球ごと太陽系から新天地に逃げていこう、という計画が進むのですな。
前作はすでに地球は太陽系を脱出しようと移動中で、ある危機に直面してなんとかせな、というストーリーでした。
今作は、エンジンが建設されるまでの話になっていて、計画を妨害されたり、果てには月が落ちてきて太陽系脱出どころやないぞ!といった、まあそれなりの危機を人類が一致団結してなんとか乗り越えていこうぜ、というお話です。
見どころはやはりVFX。金をかけているのが分かります。ゴジラ-1.0でも話題になりましたが、ハリウッドに負けない技術を駆使し、ド派手にドンパチやってます。
公式サイトのリンクから予告編が視聴できるので、ぜひ一度ご覧くださいませ。
個人的には人間ドラマ部分がちょっと冗長で、上映時間173分はちょっと長かったかな。とはいえ、上々の映画体験を楽しませていただきました。