絵かきの仕事を最初に叶えていただいてから、もう15年も経つのですが
それはそれは、厳しい時期もありました。
こんな風に書くと、なんだかもうすごいみたいだから、『超まだまだだ』とわざわざ言わなきゃいけなくなる自滅なのですが…
私が100均DIYが好きだったりするのには ちょっと理由がありまして。
絵かきになろう。と本腰を入れた頃、私の生活は超シビア(今は シビア)で、
本腰スタートの時の写真が残っていたので載せちゃいます。
それが、こちらです。
…ん? そこまでシビアか?
と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとこれ、この頃の『限界までの、おもてなし料理』
そして注目すべきはトレーの下。
つまりはテーブル。
トレーの穴から見えるかしら。
そう。
机がダンボール(畳に直置き)だったんです
さすがに、おいおい、この時代に机ぐらいなんとかなるやろ。と思われるはずなところですが、これには理由がありました。
初めて実家を出て生活を始めた頃、どうしても欲しいテーブルがあったのです。
しかしながら、不安定な仕事を選んだ故に贅沢なんて言ってられず、、。
考えた結果が、
『妥協して机を買うぐらいなら、欲しいテーブルを買えるまで、買わない。がんばれ絵かき。』
でした。笑
それが極端にダンボール。
今だったら、ダンボールでも それなりに工夫して机にしていただろうなぁ…。
仲間や家族が我が家に来たときは、さすがに『机、あげようか?』と心配されたもんです
しかし、この『ダイレクトなダンボール』の机は、私になかなか良いプレッシャーを与えくれたに違いない。
生活に必要最小限の物だけ用意して、紙やペン、絵を描ける机は揃え、その生活は始まりました。
そうして、本当に少しずつ進んでいき、やっと買えたテーブルがコレでした。
※一部モザイク加工しています。
業務用・ステンレス作業台。笑
料理が好き過ぎて、憧れたのは このテーブルでした。当時は食事と料理の兼用。
実は今もこのテーブルは、調理台として大切に使っています。
レシピの画像等でチラっと写っているかもしれません。
この時期のおかげで、手頃な100均アイテムでお家を楽しくできるDIYに火がついたり、手軽な材料で料理を考えるようになったので、
追い詰められた あの時期は、私の宝物となりました。
何も無いと、作ろうとする。
簡単に手に入らないと、手段を考える。
まだまだそんな所が必須な渦中だと思っていますが、
先日、この頃を知ってくれている方と話しておりまして…
『がんばってるなぁ。本当。だって、机、ダンボールやったもんな!笑』
と言われ、笑い話になりました
ダンボール机を使いながら、当時こっそり思っていたのは、
『この状況が笑い話になる時が来たら、絶対面白いな』
という事でした。それが成せないときは、それは笑えない話で留まってしまう。しかし私は、笑う事が好きだ。
いよいよ、それが笑い話になったところで
次のステージなのかもしれません
つまりは、いつだって苦しいときほど、試されるときだった。
世界は、進もうとする人にチャンスを与え続けてくれると感じています。
しかしそのチャンスに気付けるのは
周りがしてくれた事や想ってくれたことが何なのかを理解した上で、感謝して返していける人だと思います。
そんな人に 私はなりたいし、憧れるのです。
朝のブログ700回を記念した、『笑い話』でした。
MEG♀
今週のオススメ [ヨーグルトのレシピ集]
MEG♀(絵かき)
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