高齢の母と実家の建て替えを計画しています。


いろんな住宅メーカーの営業さんと出会いましたが、その一人のベテランの営業さんのことです。


初めてのコンタクトは、大手の住宅メーカーの展示場を見た後にふらりと立ち寄りました。


大手の若い営業さんから、

ガツガツと営業を受けた後だったので、

穏やかな口調で話しかける営業スタイルにほっとしたことを思い出します。


住宅業界は同じ業界内で転職する人が多いようですね。


他の住宅メーカーさんで聞いた話をすると、即座にその情報に対する追加情報がでてきました。


たとえば、

太陽光パネルを屋根と一体型にしている会社があるみたいですね、と話したら、


太陽光パネルと屋根が一体だと、固定資産税が増えると教えてくれました。


2つ目に出てきた情報は、転職者から聞いた話として、


屋根が太陽光パネルなので、

パネルの下に防水や補強を兼ねて(?)板金をするのですが、

その板金に錆が発生したために、

パネルを全部剥がしてやり直すという、 おおごとな修理に発展してしまったのだそう。


なるほど、

太陽光パネルと一体型の屋根にもデメリットがあるんだ、、、。


次に、

我が家で、

この住宅メーカーさんと競合している大手でもコスパが良いと言われている会社名を言ったときのこと。


そのコスパの良い住宅メーカーさんはね、と話が話し始めました。


コスパがいい理由として、

住宅を建てる工期を含めて、とにかく期間が短いんですね。そのために、お客様からのクレームが多いそうですよ。

打ち合わせに時間がたりず、着工してしまい、変更がきかずクレームになるようだ、と。


でも、営業スタイルの違いもあるし、などと思っていたら、


工期が短くて、

基礎のコンクリートが十分に固まる前に着工をしてしまうみたいです、と営業さん。


え、そんなことされたら、困るんだけど、、、。(不安になり、固まる私)


同席していた兄が、

では御社では、基礎を打った後、どれくらいの工期(期間)を取るのですか?と質問した。


十分に工期をとります、と言って沈黙。

それまで饒舌だった営業さんが、

歯切れが悪くなった。


続けて、兄が

御社の一般的な工期がわかるものを見せて欲しい、と言ったのですが、

資料は出てこなかった。


後からわかったことですが、

コンクリートを打って1日経過すると強度が発現し始め、

気温が20℃以上であれば(3〜)4日間経てば型枠を外しても問題は無いのだそう。


コンクリートの強度の話は、

専門的な知識がないとわからないことで、


さらに、

転職してきた社員から聞いた話や、

他の客から聞いた話を織り込むという、

客の不安をあおる営業トークが嫌だな、と。


いろんな裏情報を持ち合わせているベテランの営業さんだから、

素人じゃ太刀打ちできません。


たぶん、この営業さんだったら、

他の住宅メーカーの裏情報をもっと教えてくれたと思いますが…


他社の悪口で営業するって、

どうなんでしょうかね?


コンクリートの強度の話については、

全くの他社を蹴落とすための悪口だったわけで。


私はこの営業さんと話をしていて、

だんだん嫌な気分になってしまい、

この日以降、我が家では「悪口おじさん」のニックネームがつきました。