高齢の母と実家の建て替えを計画しています。
住宅展示場をまわり、兄が描いた間取り図を基本に見積もり依頼しています。
見積も集まってきたし、そろそろメーカー選定を考えているので、兄にもリモートで打合せに参加してもらいました。
地元の住宅メーカーのベテランの営業さんは、
打ち合わせにはCADを使いながら話を進めてくれる。
修正後の間取り図だけでなく、
3Dの立体図もその場で見られて、
わかりやすく、話が早い。
我が家を建ててもらうメーカーさんの候補です。
今回、新しい家の屋根の形が見えてきました。
兄の描いた間取り図は「寄棟」と言う4方向に傾斜がついている形でした。
私と兄は、
CAD上で寄棟の形をとりつつ、
いろんな勾配の屋根に変形させる営業さんを待った。
そして、
この(我が家の)間取りでは、
寄棟造りの屋根だと、
四方の屋根の接合部(棟)の角度の影響で、
瓦屋根の採用は難しい、と営業さん。
ま、そうでしょうね、
(わかってはいたものの、)
寄棟の方がカッコいいんだけどな、と兄。
え? 屋根の形にもカッコいいとかって、
わからないんだけど。(私)
はっきり言って、素人の私には、
寄棟か切妻かって言われても、
実際にCADの立体図を見ても、
どちらがカッコいいとか、
ぶっちゃけわからない。
センスの問題、かぁ、
どっちでもいいじゃん、私はこだわり無い、、、。(私)
兄は最初から、
瓦屋根よりも軽量化できるし、
屋根の傾斜角度も自由にできる「ガリバニウム鋼板」を想定していたようです。
兄は引き続き、
瓦屋根にする場合の材質や瓦の固定の仕方などを質問していました。
最近は、
防災瓦と言う仕様の瓦ができていまして、
昔よりも硬いし、丈夫で、軽いんですよ。
さらに、遮熱仕様のものもあります。(営業さん)
瓦でも軽量化されているなら、それでもいいか、と兄が言い、切妻の瓦屋根に変更されました。
どっちでもいいんだけどさ、
住人の意見は聞かないのね、、、。
同席してるのに、爪弾きなのね。
と素人の私は言えず。泣。
後になって、
ガリバニウム鋼板の屋根は塗装の塗り替えが必要になることがわかりました。
紫外線の影響で鋼板内に隙間ができるみたいです。
その点、粘土を焼き固めた瓦屋根は心配ないけど、屋根の重量が重くなるし、屋根の勾配に自由がきかない。
重量が重い分、
瓦の固定が十分にされるのかを心配して、
兄は営業さんに質問していたことがわかりました。
また、寄棟は切妻や片屋根に比べて、
設計も施工も面倒くさく、手間がかかるものらしいです。
ま、とはいえ、坪単価で見積もられる大手住宅メーカーの場合、屋根の形で値引きをしてくれるのかは不明ですが、、、。
地元の工務店さんや地元の住宅メーカーさんだったら、安くしてもらえるかもしれません。
って、
私にもわかるように話してくれればいいのにと思うのと同時に、
兄がそこまで実家の建て替えを真剣に考えていてくれたんだと、
頼もしく思えました。
何も知らないままだったら、
わからないセンスにこだわる変人だ、
と誤解したままだったよ。笑。