高齢の母と実家の建て替えを計画しています。
定年のカウントダウンが始まっている私と後期高齢者になって10年以上過ぎた母との家の建て替えを決断するまでには、
かなり時間がかかりました。
一番悩んだのは、建築資金のことです。
定年後に住宅ローンを抱えて老後を過ごすのは「老後破綻」になると不安です。
だから、今あるお金でなんとかまかないたい。
また、私の住んだ後に住む人がいないことも、
新しい家だけど、住み心地よりも予算内に収めたい気持ちが強かった。
そんな私の気持ちを一瞬だけ動かしたのは、
大手住宅メーカー10社が協力して立ち上げられた中古優良住宅のwebサイトでした。
築20年の木造住宅でも建物の価格がつくって、すごいと思った。
大手10社の建てた住宅全てではないと思うけど、
そのサイトをみるとかなりの件数が優良住宅として上がっている。
築20年の家に資産価値がつくなら、
大手10社から住宅メーカーを選定すべき?
そしたら安心して住めるかも?
ただ、この10社はやはり坪単価が高い。
我が家には高すぎるよなぁ。(◞‸◟)
もやもやしながら、
静岡県付近の住宅を検索、眺めていた。
あれ?
土地を含めても3000マン円くらいの家が多いな。(かなり高く評価されてるぞ)
これがほんとなら、スゴイじゃん。
資産価値が確かなら、安心だよね。
って、3000マン円付近が相場って、高すぎない?
うん?
築年数が二桁ないんだけど??(新しい家が多い)
10年未満で売るって?
何があった?
一般的に住宅ローンを組んで建てるよね?
よく聞くのは「フラット35」とか、
35年ローンだよね?
5年そこそこで手放される家が、なぜ、こんなに多い?
転勤になったから?
でも、家を建てたから、単身赴任って言う人もいるはず、なのに?
(私の周りの人たちは、
家を建てた後に転勤の辞令がでたとき、
子供の進学をも考えて単身赴任で頑張る旦那さんが多い、です)
サイトをみながら、
謎がどんどん深くなっていくので、
後日、サイトを教えてくれた営業さんに、
築年数が少ない物件が多いけど、
どうして?と聞いてみました。
理由は、
一つは転勤、
つぎは、
築年数が浅い物件は都会に多いでしょ?
もう一つの理由は、離婚です、だって。
ま、そう言う理由もほんとだけど、
私が思いついたこと、ですが、、、。
新しい家を建てるという夢に、
無理しちゃったのではないかな、と。
(大手住宅メーカーさん、無理やり買わせていませんか?)
住宅ローンの審査が通った安心感で家を建て、
家を建ててしまった後に、
いろいろと環境が変化してしまい、
ローン返済がつらくなって家を手放したのではないか、と。
(転勤、子供の教育もそうだけど、
親の介護とかで、共働きからどちらかが仕事を辞めることになったや、
もしかしたら、コロナ禍で収入が減った、などもある?)
(某局の「正直不動産」のペアローンの回の話に寄っていますが…。)
で、その受け皿を大手10社の住宅メーカーさんが作った、って思うのは、
私の考え過ぎでしょうか?
(大手住宅メーカーが売ったものを、さらに自分たちの商売に使っているんじゃね、って、意地悪く考え過ぎだといいのですが)
資産価値のある家になるなら、
少しの無理なら建築資金を増やしたくなるけど、
実際には、予算を増やした分がプラスに評価されるかどうかは、売れた時にしかわからないわけで。
やはり、誰にもわからない未来の資産価値をあてにしてはいけない。
一生一度の買い物だからこそ、
住宅メーカーの営業トークに乗せられてはいけない、と思いました。