教育実習を振り返って その2 | オーストラリアの森から

オーストラリアの森から

メルボルン郊外在住。うちの庭には、野生の動物や鳥たちが
隣の森からやって来ます。。。。
オーストラリアの大自然の風をあなたにもお届けします。

先週に引き続き、教育実習で感じたこと、気付いたことをご紹介します。


日本の教育との違いと言うことで、前回はESL (English as a second language) Students についてご紹介しましたが、今回はIntegration/Inclusive(Special Aidが必要な生徒たちが一般学級で勉強すること)について少しお話しましょう。


簡単に言うと、日本だったら特殊学級に入れられるような生徒たちが一般学級でみんなと一緒に勉強することを言います。私が実習で行っていた学校では重度の障害者はいませんでしたが、軽度の自閉症、ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder) 、Brain damageのある生徒、勉強についていけない生徒(これはLow functioningで障害とは言い難いのですが、、、Special Aidが必要です)たちが、Special Aidの先生と一緒に一般学級で勉強していました。Special Aidの先生が隣に座って彼らのSupportをする必要がありますが、私はこのような教育環境はいいことだと思います。


私が数学を教えたVCALクラスにも一人Low functioningの生徒がいてSpecial Aidの先生と一緒に勉強していました。彼女は授業中に与えられた課題をすべてこなすことは無理なのでSpeical Aidの先生と一緒に彼女向けのCurriculumを再編し、進捗状況を見ながら教える必要がありますが、彼女が嬉しそうに勉強している姿を見るとこちらも嬉しくなります。


9年生の数学のクラス(私は見学でした)には、出産時の一時的な酸素欠如によるBrain Damageで8-9歳の知能レベルの生徒がいました。日常生活に大きな問題はないのですがやはり勉強は大変そうです。でも、担当の数学の先生(経験豊かな先生)とSpecial Aidの先生がうまく協力し合って彼は彼なりに楽しそうに勉強していました。これもまた微笑ましいシーンです。


私、個人的には、可能であれば生徒はみんな一緒に勉強すべきだと思っています。Special Aidの先生のSupportで一般学級での勉強が可能になるのであればどんどん実行すべきだと思います。IT文化の発達に伴い、多くの学校でComputerの普及が強調され、最近ではAmericaやAustraliaの一部でiPadの普及の声まで出ていますが、私は新技術の導入よりももっと大切なことがあると思っています。新技術は教育を行ううえでのいいSupportにはなりますが先生の代わりにはなりません。限られた学校の資金、新技術よりも、より多くの生徒が人間らしく、より有効的(+友好的)且つ楽しく勉強できる環境を築くことに費やすべきだと思います。