先週の教育実習で気付いたことをもう少し追加します。
私立女子高へ行ってSchool Tourで学校中をぐるぐる廻りながら様々な教室を拝見させてもらい思ったことは、芸術科目が多いことです。日本だと(私が学生のときは)芸術で美術、音楽、書道のどれか一つを選んで主要教科(国語、数学、理科、社会、英語)に加えてちょっこっと勉強する程度ですが、ここでは芸術科目と言っても日本で言う”美術、音楽”に加えてDrama, Dance, Photography等々種類の多さに驚きました。
ここオーストラリアでは小学校の子供達、特に女の子は、放課後、週一レベルでDance ClassやDrama Classへいくケースが結構あります。学習塾ではなくてArt Classですよ、、そう言えばここには学習塾ってあまり聞きませんね。日本みたいな受験戦争がないからでしょうか、、私立へ行く場合も大々的な試験を受けるのではなく面接などで決まるようです。多分ここではYear 11, Year 12(高校2年、3年)のVCEコース(大学進学コース)で定期的な試験がある以外は大きな試験はないようです。もし、VCEコースを選ばなければ(VCALコースへ進むか、辞めて専門学校へ行く)大きな試験なしで学校を卒業/終了できるのでしょう。
私の個人的な経験から、日本では芸術科目が軽視される傾向があるような気がします。個人的に絵画が好きだったので、高校の美術はわりと真面目に受けていたのですが、勉強と言うよりも息抜きだったような気がします。しかし当地では、学校自体かなり芸術科目に力を入れている姿が伺えますし、大学で芸術科目を学ぶ学生も少なくないようです。
また、(話は変わりますが)私立男子校で説明を受けたVCALコース(コア教科(英語+数学)を勉強しながら、同時に技術教科を勉強+実習する)では、卒業後に直ぐ現場で働ける教育を行います。VCALコースは学校によって技術系やHospitality系、その他様々のコースがあるので選択肢は多く、提携のある学校間ではコースをShareできます。学生全てが大学進学を望む、或いは適しているわけではないので、私個人的にこのVCALコースの存在は大きいと思いました。
これは、考え方の違い或いは文化の違いから来るものなのでしょうか、、、日本のみならず、韓国、中国、香港、台湾、シンガポールなどは大学進学が教育の大きな目的になっており、そのため、大学受験に至るまでの教育全てが受験対策的なカリキュラムに傾いているような気がします。これを100%否定するつもりはありませんが、果たしてこれでいいのだろうか
と今回の教育実習を通して深く考えさせられました。
因みに16歳の息子さん(四男、Step-son)は、Brick Layerになると決心し学校を辞めてApprentice(専門学校+仕事、勉強しながら修行し技術を習得する)を始めました。VCALではなくApprenticeを選びコア教科の勉強ができなくなったので、私が個人的に数学を教えることになりました