今年の農業でようやく掴めた感じがあります。

といっても収量にはあまり繋がっていませんが。

 

なんで収量が下がっているか?

リービッヒの最小律のように、
漏れている穴が大まかに掴めました。

 

以上は結果報告の要旨です。

 

①土壌の物理性が悪い

(排水性・保水性・保肥力に乏しい)

②土壌の生物性が悪い

(ネコブセンチュウが発生している)

③保水性が悪いため、
適宜、少量多灌水で水を必要量与える必要がある。

④土壌が地学的にそもそも四万十帯だから、
恐竜の化石が出る秩父帯の人の土地とは違う土地。

だから、そのまま応用ができない。
むしろ高知県の人の話を聞いた方がいい。

⑤曇が続いたときには、
炭素分を追肥する必要がある。

⑥晴れが続いたときには、

水も追肥する必要がある

⑦元肥だけでは一発で育たないので、
多量要素の肥料は適宜追肥する必要がある

⑧高畝にすること。排水性が悪いため。

⑨土壌物理性と土壌生物性を改善した上に多量の肥料が必要であること

⑩畑内の草はきちんと刈ること

 

というのが最近になってわかったことです。

 

草刈りしてても、

草刈りしてなくても、

褒められないし、

何もされないのだから、

最近は草刈りそんなに頑張る必要が無いなぁと感じています。

 

土地を広げるのでないのなら、
もう草刈りを無理して頑張る必要は無いです。

 

うちの土地だと、一ヶ月に丸3日は草刈りをしなければ管理することは不可能です。

今まで頑張って維持してましたが、

もうその無駄な努力は辞めようと思います。

 

そもそも堤防は行政の土地なのに、
タダで草刈りさせられているのは、
道義的におかしいと思います。

 

今まで景観が損なわれないように、
野菜の栽培と並行で頑張ってきたつもりでしたが、
周囲からの理解がなんら無いので、

もう草ボーボーでいいやと思い始めました。

 

土地をもっと借りるなら、草を管理する必要がありますが、
なんかもうどうでもいいや

という最近です。

 

なんで、自分だけがこんな広い土地を捨てることもできず、
管理し続けないと行けないんだろうと、

他の耕作放棄地を見ながら思いました。

管理できない土地は捨てればいいんだと。

固定資産税は払いながら。

固定資産税とそれに連動する社会保険税で、
家族も合わせると、固定資産税分だけで農地・山地・旧邸宅分をいれると、
6桁は払っていると思います。

 

耕作放棄地を減らしたいと頑張ってきたつもりですが、
結局、自分も捨てる側になってしまいました。

というお話でした。

 

農業は引き続きこじんまり続けるつもりですが、

基本的に金銭的助けというものが無いため、
継続は困難を極めています。

借金も抱えています。

 

草刈りだけでも、混合油代は必要です。

 

耕作放棄地にしてしまえばいいや。
という気持ちです。

 

というか近所の農家さんも跡継ぎいないところがほとんどだし、

どうせ捨てる土地なのだから、

遅かれ早かれみんな捨てる土地ですからね。