メグミ旬報 -8ページ目
本当にしあわせ感溢れる絵です
でも必ずしも幸せばかりではない
人生だったのではないでしょうか…。
私はいつも予備知識なしで映画を見るので、
彼女の病気が私と同じなのが
見ている途中でわかり、
愕然としました。
しかも身体の障害や、
生活に不自由な事で差別されたり、
実の子まで奪われてしまったり‥
サラリサラリと描かれてはいますが、
彼女が乗り越えて来たことは、
決して簡単なことではありません
彼女の描く絵は、
華やかな色合いで可愛らしく、
とっても素敵ですが、
実は苦難を乗り越えた彼女自身の強さが
表れているのではと思いました。
私も気が滅入ったことが、
一度もないわけではありません。
でもこのように強く生きた方の存在を知ると、
とっても嬉しいです
私も彼女のように、
辛さではなく、
愛や優しさを表現し続けたい
辛さを知っているからこそ、
明るく楽しく、幸せを表現したい
その道でいいんだ、と思いました。
ありがとう

「しあわせの絵の具
愛を描く人
モード・ルイス」
ラストで出てきた
主人公ウィンストン・チャーチルの言葉
「成功も失敗も間違いではない
大切なのは続けること」
「気が変えられなくては
国は変えられない」
凄い。
心に響きました。
これもまた戦争映画なので、
忍びない胸が痛むエピソードもありましたが
全てはだんだん明かされる、
彼の思いにつながります
最後はホッと

それにしても趣きかがあって、
奥ゆかしい人物描写
とくに顔のアップが、
普通ならギョッとするサイズなのに
とってもお洒落
スクリーンいっぱいに気持ちが滲んでました
ステキな映画です


恐ろしかった




拷問シーンはもちろん恐いのだけど、
それよりも、彼女自身が怖い

スパイと言うのは人を信じない
そんな人種と思っていたけど、
彼女の場合、どうなのかな

と思ってしまいました。
もしかしたら優秀なスパイと言うのは
敵も味方もなく‥と言うより、
もしかして味方も信じない方がいいのかな

なんて‥‥
そんなことを思わせる彼女自身の闇が、
一番恐かったです
実はこういうこの手の映画が
一番苦手なのですが、
彼女に魅力を感じてしまいます。
続編も大いにありそうですが、
多分、絶対、観ます

