人は必ず死ぬことになっていると
当たり前に話してきたけれど
「悪性が他の場所にもあるかを確認する検査を行い、あった場合、場所によっては手術はしません」
と、告げられた夏。自分は意味わからず
「余命ということですか?」
と、尋ねました。
医師は目を合わせづらそうにしながら
「そうなります」
と答えました。
話の内容は、おとぎ話のように実感がなく
他人ごとのような自分がそこにいて、たんたんとしていました。
心は波のように揺らぎます。
なぜなら、どこも変わらなく生活できているのに、見えない身体の中だけは違うんですから。
検査の結果を知る日
初めて怖かったです。
落ちつかず、心が身体からえぐりでて、
まだ死にたくなくんだと影が叫んでいました。
自分一人きりで耐えるしかったです。
なぜなら
だれの身体でもなく
だれの死でもなく
自分のことだから。
今日、8回の抗がん剤治療が終了し
残すは手術のみです。
8回の長い長い治療中、親不孝だなって思って
母さんより、さきにいってる場合じゃないと
強く感じました。
世の中を見ると
大変じゃない人のニュースはどこにもなくて
みんな辛い苦しいことを背負ってるんだなあって真剣に他人を見るようになりました。
そうしているうちに
「みんなも頑張ってるんだよなあ。」
って思えて、頑張るみんなが友人に思えました。
がんばりましょうね一緒に。