君と摘んだ紅葉が
たった一枚本に挟まっていた


懐かしいな
枯れ葉のように別れたあの日


忘れきれない苦しみから逃れたのは
たった今
苦しみが思い出に変わるとき
もう後戻りは出来ないと知る
過ぎ去った時間を
影を捕まえるように
もがいたところで
虹の上に立てはしない


目の前にある一枚の紅葉は
本の中で何を思っていたのだろう


外へ帰りたいだろ
冷たい狭い真っ暗な孤独より
温かな太陽な元で枯れなよ