仕事でたまに外に出ます。雨の日は面倒だけど、天気がいいと、いい気分転換になります。
目的地までの経路に仏具屋さんがあって、仏壇・仏具がディスプレイされており、横断歩道で信号待ちの時に、手持ち無沙汰にディスプレイを見たりするんです。
こんな位牌あるんですね!
こんなタイプなら置いても平気かなー。
我が家に位牌はおいてません。
四十九日に本位牌を用意しなければならず、義父母が仏具屋さんに連れて行ってくれたのですが、私はあの、いかにもなフォルム・デザインが嫌で、思わず、いらないと泣きながら口走ってしまいました。
死の象徴的な。
夫はもういません!と念押しされてるような。
まあ、実際いないんですけどね。
当時は受け入れられず。今もですけど。
義母が『うちに仏壇あるから、預かるわ。(夫の)おじいちゃんもいるし。大丈夫よ。』と言ってくれて預かってくれることになり、義父母と子供達と一緒に位牌を選びました。
昔からあるデザインもありましたが、今はモダンなタイプもあるんですね。
夫の位牌はカッコいいです。
それでも戒名とか名前とか金で彫られたら、いかにも感マシマシで、無理ってなりましたけど。
四十九日以降、夫の位牌は義実家にあります。
実父に言われました。
『今すぐは無理でも、いつかはちゃんと引き取らないとダメだからな』と。
いつかは...とは思ってます。
一周忌?3回忌?どこかのタイミングで。
でも位牌が夫とは思わないんだよなぁ。
戒名も夫の名前入ってるけど、ピンと来ず。
写真で十分と思う私です。
(仏教や位牌を否定するものではないです。私の感覚であって、何を大事に思うかは人それぞれなので。)
でも、位牌=ご先祖様みたいな感じ。
法事や葬儀も大人になるまで参加したことなかったし。お盆に家族でお墓参りとかしてたけど、子供だったしイベントみたいな。
普段、おはようとかおやすみとか挨拶するけど、手を合わせることはない。
お線香もあげてない。
でも晩御飯はお供えする。(忘れることも多々あるが。)
なんだろう。この矛盾...
初盆の時も泣きませんでした。
まだどこか他人事なんだよなぁ。
お寺で合同開催でしたが、私達家族だけずば抜けて若かったです。子供達に経験しなくていいこと、させちゃってるんだなあって淡々と思ってました。
夫だって好きでいなくなった訳じゃない。
それは分かってる。
でも、悲しいけど怒ってます。
だから連想させるものとか場所、行為に反発しちゃうのかなぁ。
一周忌、お寺行きたくないなぁ...。
読み返してみると、ずいぶん冷たい妻ですね...。
夫も怒ってるかしら
仏具屋のディスプレイにあった言葉。
お位牌はいくつ作っても大丈夫です。
お仏壇の中でのお位牌は故人様にとってお部屋のようなもの。お参りするタイミングで飛んできてくれます。ご自宅用のご位牌があれば、「今日はこんなことがあったよ」と故人様に毎日のご報告ができます。
『同時のタイミングだったらどうなるのさ。』
素直に納得できない私。
性格が捻くれてきたかもしれません