父が亡くなってから
先祖供養をしたいと思う気持ちが
なぜだかとても強くなりました。
お寺に心が向くことが多いここ数年です。
そこから学んだ知恵を生活に生かすようにしています。
その中で、渇愛 という言葉を知り
まさに今までの自分をさす状態であったことを
悟った時のその衝撃といったら
それは、あるお寺の住職の説法から得た学びでした。
仏教には十界と言って
さまざまな因縁によって
人の心が定まる境地を説いています。
信じるも信じないもその人の自由です
餓鬼界とは
いつも不安を感じ求めて得られない苦しみの世界。
その中の一つに 渇愛 が存在します。
全てを自分中心に考えて
貪る心が強すぎる状態。
この貪る心は、不足不満 不安苛立ち などの感情で
心の中を占めていく。
私ですよこれ
常に 欲しい欲しい もっと欲しい。
足りない 足りない 不足 不足。
自分が満たされているということを感じることなく
周りと自分を比較し、嫉妬して落ち込む。
まだまだ もっともっと。
認めてもらいたい。まだまだ認めてもらえていない。
承認欲求バチバチです。
雨風をしのげる住む場所があって
毎晩布団で眠れて
食べるものに困らない。
それだけでもどんだけ恵まれているのか
ということに気がつくまで
一体全体何年掛かったのでしょうか。
実に恥ずかしいですが
40年以上です
でも、死ぬ前に気がつけてよかったです