みんなちがって、みんないい | LGBTQ+ALLYになった 汐見彩のブログ
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みんなちがって、みんないい

金子みすゞ の詩
   『私と小鳥と鈴と』
 
からの一節です。
 
 
説明が要らないほど
あまりにも有名ですね。
 
 
わたしに出来ること
わたしに出来ないこと
 
出来ないことを出来る
知らないことを知っている

私以外の存在とその素晴らしさ
 
「個」である各々に優劣はなく
すべての存在は素晴らしいということ
 
 
 
私はこの詩をこども向けの
テレビ番組で知りました。
 
子どもの胸にも留まりやすく
大人の胸にも訴えかけるものがある。
 
実に端的な表現であることには
驚きすら感じます。
金子みすゞの素晴らしい人柄を感じます。
 
 

みんな大好きなこの詩。
この詩への称賛を耳にすることが多いです。
 
若い子の口から聞くと一層嬉しくなります。
 
が、そう言うてる人は多くなったとて
 
「違いを認められていない」
「自身の考えを押し付けてる」
 
 
そんな場面はまだまだ多いなーて思います。
自戒の念もこめて…。
 
 
私は私、
好きなもんは好き。
 

他人の個性も彼らの「好き」も
尊重できる自分でありたいです。
 

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『私と小鳥と鈴と』
       金子みすゞ

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(ぢべた)をはやくは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんの唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

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改めてよんでみると、
言葉の並びの違いに目が留まりました。
 
 
タイトルの『私と小鳥と鈴と』
文中の鈴と、小鳥と、それから私
「私」の位置が違うんですね…
 
「私は多くの存在に生かされています。」
 
そんな金子みすゞの深く慎ましい考えを
表しているように感じました。
 
 
 
 

みんな素晴らしい
 
 
「きっとそうなんだろう。」
心のどこかで感じつつ、
自分の受け皿が小さ過ぎてがいている…。
 
アノ人の素晴らしさを私は知っている。
なのに自分にバツをつけるのはなんで?
 
 
この詩によって蘇るもどかしさが
胸を締め付けるのかもしれません。
 
せつないけれど
あたたかみが感じられるのは
この詩が希望に満ちている
そう感じられるからでしょうか(^-^)
 
 
 
 
お読みいただき
ありがとうございました。