魔道戦隊ウィザライジャー 第十五話 「魔力が食事」 | ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

小説やブログなどやってますわ。主に特撮が多いです。ではお楽しみください。

ビースト回です!明日は旅行に行くので今日更新しています。


どうぞ!


―――――――――――――――――――――――――


―――――――FREE WINGER―――――――――


晴翔はマッサージチェアに座って、くつろいでいた。優太はソファに座って瞬平が彼を肩もみしていた。


めぐとコヨミとダイゴはトランプをしていた。


晴翔「あぁ、今日も平和だなぁ~。あぁ、気持ちいいわぁ~。」


優太「本当にそうだよね~。気持ちいいわぁ~。」


めぐ「あっ、そういえば仁藤だっけ?あのビースト。あの人って家とかどこなんだろう?」


ダイゴ「さぁね。パッと見て家なさそうだけどね。」


コヨミ「さらっと毒舌ね。」


―――――――神社―――――――――


そこでは、祐樹がテントを張ってバーベキューをしていた。


祐樹「おぉぉぉ!うまそうじゃねぇか!!」


彼は焼いているお肉の串にマヨネーズをたっぷりかけた。


祐樹「いたっきゃーす!!」


彼は肉を美味しそうに食べた。


祐樹「う~ん。これで、キマイラも満足してくれたらいいんだけどなぁ。」


すると、そこへ神社の管理主がやってきた。


管理主「ちょっとちょっと君!何やってんだ!」


祐樹「俺の食事と俺の家だけど?」


管理主「俺の家って・・・。」


祐樹「あーっと!!みなまで言うな。あんたもここに住んで飯を食いたい。男と住む気はないが、飯くらいならいいぞ?」


管理主「い、今すぐここから出て行きなさい~!!」


祐樹「エェェェェェェ!!」


―――――――湖の近くの公園――――――――――


祐樹は公園のベンチに座った。


祐樹「あぁ~。早速、家を立ち退かれるなんて~。大ピンチだぜ~。」


すると、近くに絵を書いてる人物がいた。


そして、そこへウエットスーツを着た人物が絵を書いている人物に近づいた。


空元「あんた、品川壮吉だな?」


壮吉「誰です?」


空元「俺か?俺はな・・・。」


彼はマンティコア・ファントムに変身した!!


壮吉「バ、バケモノ~!!」


祐樹「あっ!ファントム!これもピンチはチャンスだ!」


彼はマンティコアに近づいた。


祐樹「今日の食事見っけ!!」


マンティコア「あ?何だお前。どけ!」


祐樹「うるせぇ!動くんじゃねぇ!!」


すると、マンティコア向けて銃弾が飛んできた。


祐樹「まさか、このパターンは・・・!」


彼の視線の先には晴翔達3人がいた。


祐樹「カーッ!やっぱり!」


優太「あっ!あの時の!」


めぐ「マヨネーズ!」


祐樹「おいおい、人の顔見てマヨネーズとか言うなよ~!」


晴翔「またお前か。」


祐樹「それはこっちのセリフだ!また、食事の邪魔しに来たのか?」


晴翔「いやだから・・・。」


祐樹「みなまでいうな!」


晴翔「バン!」


祐樹「ぐわっ!!じゃねぇーよ!先に見つけたのは俺だ!食う権利は俺にある!!」


晴翔「もう好きにしろ。行くぞ、優太!」


すると、マンティコアが祐樹に近づいた。


マンティコア「おいちょっとお前こっちこい!」


祐樹「あっ!ちょ!やめろって~!」


3人はドライバーオンリングをベルトのハンドオーサーにスキャンした。


ドライバーオン♪プリーズ♪


すると、腰にウィザードライバーが現れた。


ベルトを変身モードに切り替え、変身リングを左手の中指にセット。リングのカバーを下し、ハンドオーサーにスキャンした。


フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!

ウォーター♪プリーズ♪スイ~♪スイ~♪スイ~♪

ランド♪プリーズ♪ドッドッドンドッドッドン!ドンドッドッドン!


3人はウィザライジャーに変身した!!


祐樹はマンティコアを振り払い、彼らの近くに行った。


祐樹「どさくさに紛れて変身しやがって!」


彼はドライバーオンリングをベルトのリベイレイションドアにスキャンした。


ドライバーオン!


すると、腰にビーストドライバーが現れた。


彼は左手の中指にビーストリングをセットした。


祐樹「チェンジ・・・ビースト!!」


ビーストリングを左のリングスロットに差し込み、回した。


セット!オープン!!L・I・O・N!ライオーン!!


彼はビーストウィザードに変身した!!


レッド「さぁ、ショータイムだ。」


ビースト「じゃ、俺はランチタイムの時間だ!」


マンティコア「魔法使いが4人!?」


4人はマンティコアの方へ走って行き、怪人の争奪戦のように殴りかかって行った。


レッド「どけ、マヨネーズ!」


彼はビーストを振り払い、マンティコアにキックを放った。


ビースト「だから、俺はマヨネーズじゃねぇ!!」


彼もマンティコアに蹴りを放った!


マンティコア「この状態はヤバい!!」


すると、彼は水中に姿を消した。


ブルー「あぁ、逃げられた・・・。」


―――――品川の家の外―――――――


壮吉「ったく、今のは何だったんだ。」


彼は家の中に入った。


~~~家の中~~~


壮吉「ただいま~。ったく、聞いてくれよ。変な目にあったんだ。」


―――――広場――――――


そこには、ドーナツ屋”はんぐり~”が店を出していた。


そこのイスに晴翔達4人がドーナツを食べていた。


祐樹「いや~店長がまさかマヨネーズドーナツを作るとは。」


彼はマヨネーズドーナツを美味しそうに食べていた。


晴翔はプレーンシュガーを美味しそうに食べていた。


祐樹「あぁ、おいおい。マヨネーズかけてみろよ?」


晴翔「何やってんだよ。」


祐樹「かけてみろって!」


晴翔「いたねぇよ!やめろよマヨネーズ!!」


祐樹「だから俺はマヨネーズじゃねぇ!マヨネーズはこっちだ!」


晴翔「分かってるから。」


めぐ「全く、ゲートも保護しないでドーナツ喰ってられるわね。」


祐樹「何だ?そのゲートって。」


晴翔「魔力の高い人間の事。ファントムはそのゲートを絶望させるために襲ってくる。」


祐樹「ふ~ん。そういえば絵描いてたおっちゃんが襲われてたな。」


優太「だから、それがゲート!」


祐樹「ん?ゲートを張ってればファントムは現れる・・・。ということはゲートはファントムをおびき出す餌か!」


めぐ「ちょ。あなた本当に魔法使いなの?」


祐樹「それはこっちのセリフだ。お前ら魔法使いのくせに魔力喰わずにどうやってんだよ。」


晴翔「あぁ。」


祐樹「ずるいだろ!」


晴翔「それよりマヨネーズ。」


祐樹「「うるせぇ!俺の名前は仁藤祐樹。名前いい加減に憶えろ!」


晴翔「じゃあ、仁藤。お前どうやって魔法使いになったんだ?」


祐樹「おぉ、ライバルが気になるか?じゃ、話してやるよ。俺は大学で考古学を専攻しててな。で、とある遺跡を調査していた時だった。」



~~~回想~~~


すると、祐樹はビーストの魔方陣が描かれた石の部分を押した。


穴が開き、そこへ吸い込まれるように入って行った。




――――遺跡の中―――――


すると、そこにはビーストリングが収まったビースト石版があった。


祐樹はそのリングを抜き取ると彼の腰にビーストドライバーが巻かれた。


その瞬間、グール達が現れた。


祐樹「うわぁぁぁ!!化け物!」


”指輪を使え。”という声が聞こえた。


祐樹は左手の中指にビーストリングをセットし、ベルトの左側のスロットに差し込んだ。


すると、変な空間に巻き込まれた。



~~~異空間~~~


ビーストキマイラ「我はキマイラ。仁藤祐樹。お前はベルトの扉を開き、我と一つになった。」


祐樹「扉?一つに?」


キマイラ「お前に魔法を授ける代わりに、我に魔力を与えよ。さもなくばその命は尽き果てる。さぁ、我にファントムを倒し、魔力を喰らうのだ。」


祐樹「えぇぇぇ!!」


~~~~~~~~~


すると、祐樹はビーストウィザードに変身した。


そして、彼はグール達を次々を倒し、魔力をドライバーの獣の口部分に吸収していった。


ビースト「よっしゃ~!!」


~~~~~~~~


祐樹「以上!」


優太「遺跡の中にあったってことは昔の物かな。」


めぐ「ファントムの魔力を食べないと死ぬって・・・。危険・・・。」


祐樹「俺は明日をも知れない命なんだ。お前ら魔力を喰らう必要ないんだろ?どうしてファントムを追いかけるんだ?」


晴翔「ゲートを守るためだ。ただ、ファントムのせいで誰かが絶望するのが放っておけないんだ。、まぁ、取りあえずゲートが絶望すると・・・。」


祐樹「おっとみなまで言うな!俺は命がかかってるんだ!お前が一生懸命なのはわかった。お前も俺が命かかってることは覚えてくれ。あと、命かかってなかったら俺の邪魔はすんなよ。」


彼は荷物を持ち、その場を去って行った。


――――――川――――――――


ミサ「どうやら失敗したようね。」


空元「魔法使いが二人いるなんて知らなかったぞ!」


ユウゴ「あ?魔法使いが増えたくらいでビビってんじゃねぇよ。」


ワイズマン「彼は古の魔法使い。奴は封印されたキマイラのパワーを使う。魔力を喰らう彼には注意しろよ。」


そう言い残すと、彼は消えて行った。


―――――翌日 FREE WINGER―――――――


晴翔「ガルーダ達からも連絡なしか・・・。」


優太「こっちのユニコーンも。」


めぐ「同じく・・・。」


晴翔「やっぱり絵描いてるおっちゃんだけじゃ分かんないか。」


凜子「やっぱり地道に聞き込みするしか。」


瞬平「そうですよ!」


晴翔「よし、じゃ手分けして行こうか。」


そういうと晴翔・優太・めぐ・ダイゴ・凜子・瞬平は店を出て行った。


――――――街中――――――――


晴翔「よし、じゃ手分けしていこう。」


6人は違う道を探しに行った。


―――――公園――――――


祐樹「よし、今日も食事にありつけますように。」


彼はビーストドライバーの右側のリングスロットにグリフォンリングをさしこんだ。


グリフォン!ゴー!


すると、グリーングリフォンが現れた。


祐樹「ファントムを探しに行ってくれ。」


――――――川の近くの公園―――――――――


そこでは壮吉が絵をかいていた。


すると、マンティコアが水の中から飛び出てきた!


壮吉「うわぁぁぁ!!お前は!!」


マンティコア「お前の希望は何だ?絵か?」


壮吉「私に絵をかくというのは希望なんだ!」


マンティコア「なるほどな・・・。」


すると、そこへレッドウィザードが現れた。


レッド「また会ったな。俺と相手してくれよ。」


マンティコア「クッ!またお前か!」


そして、二人は戦闘を開始した!


レッドはウィザーソードガン(ソードモード)でマンティコアを切り裂いて行った。


マンティコア「グァァァ!!」


そこへ、ブルーウィザードとグリーンウィザードが現れた。

ブルー「ビンゴだ!絵をかいてるおっちゃんもいたね。」


レッド「ゲートを頼む!」

彼はマンティコアを切り裂きながら、言った。


グリーン「大丈夫ですか?」


壮吉「えぇ、何とか。それにしてもあの化け物は何なんだ。」


グリーン「それは後です。さぁ、逃げましょう!」


ビースト「堪忍袋の緒が切れたぜ!」


すると、そこへバッファのマントを装着したビーストがブルー・グリーン目がけて突進してきた。


ブルー「グァァァ!!」


グリーン「グァァァ!!」


レッド「あ?何やってんだ、あのマヨネーズ!!」


ビースト「お前ら、俺をだましていたようだな!」


グリーン「僕たちは何も・・・。」


ビースト「さっき、またあの女ファントムと会って聞いたぞ。やっぱり魔力を目的としてたんだな!」


レッド「女ファントム?」


彼はビーストに気を取られて、マンティコアがレッドに蹴りを放った。


ビースト「さぁ、俺にとってはファントムとウィザード。どっちが得なのかをはっきりしてもらおうじゃねぇか!」



ビーストは一体誰に騙されているのか―――――。



―――――――――――――――――――――――


次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!


祐樹「俺は魔力を食わないと、明日をも知れない命なんだ!」


凜子「彼らは自分たちの命を懸けて、ゲートを・・・。いや、みんなを守ってるの。」


晴翔「明日の命より、まずは今日の命だ。」


祐樹の気持ちが揺れ始める・・・。


次回も食事の時間だ!


―――――――――――――――――――――――