フレイムドラゴン登場です!
ウィザード9話とほぼ似てますが、どうしてもこういう内容にしたかったのでスミマセン><
どうぞ!
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―――――――川の岸近く――――――――
晴翔はそこから這い上がってきた。
晴翔「クッ・・・。フェニックスめ・・・。」
彼はよたよたと歩いて行った。
――――――FREE WINGER―――――――
優太「晴翔遅いなぁ・・・。あの場所の近く探したけど見当たらないし・・・。」
めぐ「ちょっと心配になってきたね。」
すると、店のドアが静かに開いた。
そこには、水浸しの晴翔が立っていた。
晴翔「た、だ・・・いま・・・。」
凜子「晴翔君!」
瞬平「晴翔さん!」
ダイゴ「大丈夫か!?晴翔。彼は晴翔の肩を持ち、ソファに座らせた。」
~~~数分後~~~
コヨミがタオルで晴翔の服を拭いていた。
晴翔「悪いな・・・心配かけて。魔力ほとんど使っちゃって。あのファントムが強すぎて・・・。」
茂「何とか無事でよかった。」
凜子「でも、なんでお母さんが襲われたんだろ?」
瞬平「それは、ゲートだったからですかね・・・?」
晴翔は何か感じたようだ。
晴翔「違う。恵子さんはゲートだから襲われたんじゃない。ゲートが絶望する前に命を落とすと、ファントムは生まれない。」
めぐ「ってことは?」
晴翔「あいつの目的は亮太から永遠に親を奪うことだ。彼を絶望させるために・・・。次は父親が狙われてしまう!」
――――――ビル屋上―――――――
ミサは屋上から街の風景を見ていた。
ミサ「流石、ワイズマンの考えることだわ。フェニックスにやらせるとは・・・。」
――――――道路―――――――
そこでは、亮太の父親”哲也”が車を走らせていた。
すると、その目の前にフェニックスが出現。その車を思い切り、蹴り飛ばした。
その車は一回転した。
そして、車から哲也が這い出てきた。
フェニックス「フッ。楽勝だぜ、こんなもん。」
彼は哲也の腹に強烈な蹴りを入れ続けた。
哲也「ウッ!ウワァァァ!」
フェニックス「いいねいいね、ハッハッハッ!!」
すると、そこへグリーンウィザードが現れた。
そして、彼はウィザーソードガン(ガンモード)でフェニックスに向け撃ちまくった。
フェニックス「ぐがぁぁぁ!」
その隙に、グリーンは哲也を抱え、風を起こし、空へ飛んで行った。
フェニックス「あの野郎!畜生!!」
彼は車を蹴った。
―――――――病院 病室―――――――――
その部屋では、亮太の母と父がベッドで酸素カプセルをつけながら寝ていた。
ダイゴと亮太がそこで、見守っていた。
すると、晴翔・優太・めぐ・凜子がやってきた。
晴翔「よかった・・・。無事で。」
ダイゴ「一応峠は越えたけど、まだ油断はできないって。」
すると、哲也が起きた。
哲也「おぉ・・・。亮太。お前は無事だったのか・・・。よかった。」
そう言うと、また眠り始めた。
その光景を見て、晴翔は過去を思い出した。そう、自分の両親が死んだ時の事を。
亮太「僕のせいだ・・・。僕が・・・。」
晴翔「違う!!」
彼は亮太に近づいた。
晴翔「亮太のせいじゃないし、お母さんとお父さんはまだいなくなってない!お前があきらめちゃダメだ。」
亮太「・・・。」
晴翔「お前は両親の希望なんだ。お前が希望を捨てなければ、望みはある。」
亮太「晴翔さん・・・。」
晴翔「大丈夫。お前の希望は俺が守る。」
すると、晴翔は病室を飛び出していった。それを、凜子が追って行った。
~~~~病院 廊下~~~~
凜子「また、あの赤いファントムを戦うつもり!?でも、今のままの晴翔君じゃ・・・。」
晴翔「無理でもなんでもやらないと始まらないじゃんか!」
凜子「え・・・?」
晴翔「亮太たちの為でもなく、怖いんだよ。目の前で誰かが死なれるのが。絶望されるのが。怖くてたまんないんだ。」
凜子「晴翔君・・・。」
晴翔「何かないかな?あいつを倒す方法が。俺の弱い魔法じゃ・・・。」
すると、そこへコヨミが静かに歩いてきた。彼女の手にはフレイムドラゴンリングが。
晴翔「それは・・・?」
コヨミ「白いガルーダが持ってきた魔法石で作った指輪。茂さんから晴翔に渡せって。」
彼女は晴翔にフレイムドラゴンリングを手渡した。
すると、晴翔の脳内にドラゴン咆哮音が聞こえた。
晴翔「今のは・・・。この指輪なら、ドラゴンの力を引き出せるかもしれない・・・。」
ナース「キャァァァァァァ!!」
遠くでナースの叫び声が聞こえた。
~~~~受付付近~~~~
そこでは、フェニックスが患者に殴り掛かったり、ナースや医師の胸倉などを掴んでいた。
フェニックス「今度こそゲートの親をぶっ潰して、絶望させてやる!」
~~~~~~~~~~~~
晴翔は走ろうとしたが、凜子に止められた。
凜子「ドラゴンって、本当にその力を使っていいの!?その力を現実で引き出したりしたら、晴翔君は?」
晴翔「大丈夫。今の俺なら・・・!」
彼は走って、悲鳴の聞こえる方へ走って行った。
―――――受付付近――――――
逃げ惑う人たちの中から、晴翔がやってきた。
フェニックス「来たな!指輪の魔法使い!今度こそ逃がさないぞ!」
晴翔「もう、逃げないから安心しろ。」
すると、後ろから優太・めぐ・ダイゴがやってきた。
優太「晴翔!」
晴翔「来るな!!」
めぐ「え・・・?どうして!」
晴翔「こいつは・・・。俺の手で。ここで、お前を倒す!!」
フェニックス「フッ・・・。やれるもんならやってみろ。」
晴翔はドライバーオンリングをベルトのハンドオーサーにスキャンした。
ドライバーオン♪プリーズ♪
すると、腰にウィザードライバーが現れた。
彼は左手の中指に変身リングをセット。ベルトを変身モードに切り替えた。
シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!・・・
リングのカバーを下した。
晴翔「チェンジウィザード・・・。」
ベルトのハンドオーサーにリングをスキャンした。
フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!
彼はレッドウィザードへ変身した!!
すると、フェニックスがレッドウィザードの方へ走って行き、彼はフェニックスと組み合った。
そして、病院の壁を突き破り、外へ出て行った。
――――――病院 外――――――――
レッド「こうなったら・・・!」
彼は左手の中指にフレイムドラゴンリングをセット。ベルトを再度変身モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。
エラー!
レッド「え・・・?」
フェニックス「よそ見してる場合じゃねぇぞ!」
彼はレッドに向け、強烈なパンチを放った。
――――――病院 病室――――――――
そこには、亮太と優太たちがいた。
亮太「どうしよう・・・。晴翔が負けたら・・・。」
凜子「大丈夫。晴翔君は必ず勝つ。希望を捨てず、応援しよう。」
亮太「うん。」
―――――病院 外――――――
フェニックス「俺を倒すとか言ってくれたなぁ!倒されるのはてめぇだ!」
彼は強烈な蹴りをレッドに入れ、吹っ飛ばされた。
そして、火炎攻撃をレッドに浴びせた。
レッド「グッ・・・。グァ・・・。」
彼はあまりのダメージに膝をついた。
フェニックス「そのキラキラした目障りな頭。直々に砕いてやる!」
レッド「チクショウ!」
彼は再度、ハンドオーサーにフレイムドラゴンリングをスキャンした。
エラー!
そして、フェニックスが静かに歩み寄り、レッドの近くに止まった。
そして、大剣”カタストロフ”を振りかざそうとした。
晴翔「ドラゴン、俺に力を貸せぇぇぇぇぇぇ!!」
すると、彼は自分のアンダーワールドに入って行った。
~~~~~晴翔のアンダーワールド~~~~
――――――病院 病室―――――――
そこでは、幼少期の晴翔が恵子駆け寄って、寄り添っていた時だった。
晴翔「ここは・・・。」
すると、ウィザードラゴン扮する赤い目をした晴翔がやってきた。
晴翔(ドラゴン)「ここは火野晴翔のアンダーワールド。」
晴翔「お前は・・・。」
晴翔(ドラゴン)「懐かしいだろ。絶望の時だ。」
ちょうど、幼少期の晴翔が「やだよ!!」を叫んでいた。
晴翔「そうかもな。でも、その時に両親から希望をもらった時でもある。」
晴翔(ドラゴン)「なかなかしぶといな。」
晴翔「俺に力を貸せ、ドラゴン。」
すると、晴翔に擬態していたドラゴンが元の姿に戻った。
ドラゴン「個の指輪を使えば現実で俺の力を使えるようになる。だが、その分のリスクは高いぞ。」
晴翔「分かってないなぁ。お前の力も、俺の希望だから。」
ドラゴン「俺が希望だと・・・?ハッハッハッ!気に入った!!なら、俺の力を存分に使うがよい!!」
すると、ドラゴンは晴翔の体の中に入って行った。
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そして、ハンドオーサーに再度フレイムドラゴンリングをスキャンさせた。
フレイム♪ドラゴン♪
彼は右手を挙げた。そこから、魔方陣が現れ、その魔方陣でフェニックスが吹っ飛ばされた。
そして、立ち上がった。
ボーボー!ボーボーボー!!
すると、レッドウィザードは炎のドラゴンに包まれ、”レッドウィザード フレイムドラゴン”にスタイルチェンジを果たしたのだ!!
~~~~病院 屋上~~~~
白い魔法使い「進化したか・・・。」
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レッド「さぁ、ショータイムだ。」
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※ここからは仮面ライダーウィザード挿入歌「Just the Begininng」を聞きながらお楽しみください。
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フェニックス「姿が変わっても同じだ!」
彼はレッドの方へ走って行った。
だが、レッドは見事にフェニックスの攻撃をかわし、一瞬の隙に強烈な蹴りを入れた。
レッド「これで行くか。」
彼は右手の中指にコネクトリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。
コネクト♪プリーズ♪
すると、魔方陣が出現。そこから、ウィザーソードガン(ソードモード)を取り出した。
そして、ハンドオーサーを開き、コピーリングをスキャンさせた。
キャモナスラッシュシェイクハンズ!・・・コピー♪プリーズ♪
すると、左手にもう一つのウィザーソードガン(ソードモード)が現れた。
フェニックスは背後から大剣”カタストロフ”を取り出し、レッド向け走って行った。
だが、レッドの剣裁きで攻撃をガードし、華麗にフェニックスを切り裂いて行った。
フェニックス「そんな、魔法使いごと気に!!!」
彼は剣を振りかざしたが、レッドはそれを弾き返し、カタストロフを遠くへ飛ばした。
そして、フェニックスの腹をウィザーソードガンで突いた。
フェニックス「グァァァ!」
彼は膝をついた。
レッド「言っただろ。ここでお前を倒すって。」
すると、レッドのリングホルダーにあったスペシャルウィザードリングが光りだした。
彼はそのリングを取り、右手の中指にセットした。
レッド「ようやくこれが使えるみたいだな。」
ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。
ルパッチマジックタッチゴー!・・・チョーイイネ!スペシャル!サイコー!!
すると、炎のドラゴンが出現。レッドは宙を浮き始めた。
そして、胸部からドラゴンの頭部”ドラゴスカル”が現れた。
フェニックスも負けじと立ち上がり、レッド向け、強烈な火炎攻撃を放った。
レッド「フィナーレだ。ハァァァァ!」
レッドはドラゴスカルの口から多量の炎を噴射。フェニックスの炎の攻撃を圧倒し、彼に攻撃は命中した。
フレイムドラゴン改心の一撃”ドラゴンブレス”は見事フェニックスに命中!大爆発四散した!!
そして、レッドは静かに地面に着地した。
レッド「ふぃ~。」
――――――数日後 FREE WINGER――――――――
晴翔「ただいま~。」
優太「ただいま。」
めぐ「たっだいま~♪」
ダイゴ「帰ったよ~。」
茂「おぉ、お帰り。みんな。」
瞬平「どこ行ってたんですか?」
優太「恵子さんの病院の所にね。」
めぐ「お見舞いに行ってました~。」
茂「具合どうだった?」
晴翔「恵子さんも旦那さんも順調に回復して、2週間後には退院していいんだって。」
ダイゴ「亮太君も自分の気持ちを両親に話せたらしいし、一件落着だね。」
凜子「私たちも誘ってくれればよかったのに・・・。でも、あの時にフレイムドラゴンの指輪を使って正解だったのよね。」
コヨミ「どっちが正解とかないと思う。」
凜子「え・・・?」
コヨミ「アタシだって、本当はすごく心配してたもの。」
彼女はにっこり笑った。
凜子はコヨミを抱き寄せた。
晴翔「まぁ、いろいろと力が増えたな・・・。」
彼はポケットからフレイムドラゴンリングを取り出し、眺めていた。
―――――――トンネル―――――――――
ミサ「まさか、あなたが指輪の魔法使いに倒されるとはね・・・。感謝しなさいよ・・・。フェニックス。」
すると、背後から倒されたはずのフェニックスの姿が――――――――――。
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次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!
????「なんであなたはいつもそう舞台の最中に邪魔をするのよ!」
????「へっ!私は私を高めていくためにやってるのよ!」
ダイゴ「ちょっとちょっと落ち着いて!」
ミサ「なかなか面白いゲートを見つけたわ。
????「なんでいつもそうなのよ・・・!」
次回もショータイムだ。
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究極!最高!驚愕!!
レッドウィザード「絶対にお前を倒す。俺達が最後の希望だ!!」
アストロレッド「俺達の希望の絆は銀河を超える!!」
「魔道戦隊×宇宙戦隊 ウィザード&アストロ MOVIE大戦アメイジング」
正義ある者達に捧げる究極にして最高のMOVIE大戦。
ウィザライジャー、最後の希望。アストロレンジャー最高の絆。それぞれの思いを胸に、いざ、決戦の地へ!!
アストロレンジャー編、プロローグ公開中!!
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