魔道戦隊ウィザライジャー 第九話 「咆哮する炎のドラゴン」 | ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

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小説やブログなどやってますわ。主に特撮が多いです。ではお楽しみください。

フレイムドラゴン登場です!


ウィザード9話とほぼ似てますが、どうしてもこういう内容にしたかったのでスミマセン><


どうぞ!


――――――――――――――――――――――――――


―――――――川の岸近く――――――――


晴翔はそこから這い上がってきた。


晴翔「クッ・・・。フェニックスめ・・・。」


彼はよたよたと歩いて行った。


――――――FREE WINGER―――――――


優太「晴翔遅いなぁ・・・。あの場所の近く探したけど見当たらないし・・・。」


めぐ「ちょっと心配になってきたね。」


すると、店のドアが静かに開いた。


そこには、水浸しの晴翔が立っていた。


晴翔「た、だ・・・いま・・・。」


凜子「晴翔君!」


瞬平「晴翔さん!」


ダイゴ「大丈夫か!?晴翔。彼は晴翔の肩を持ち、ソファに座らせた。」


~~~数分後~~~


コヨミがタオルで晴翔の服を拭いていた。


晴翔「悪いな・・・心配かけて。魔力ほとんど使っちゃって。あのファントムが強すぎて・・・。」


茂「何とか無事でよかった。」


凜子「でも、なんでお母さんが襲われたんだろ?」


瞬平「それは、ゲートだったからですかね・・・?」


晴翔は何か感じたようだ。


晴翔「違う。恵子さんはゲートだから襲われたんじゃない。ゲートが絶望する前に命を落とすと、ファントムは生まれない。」


めぐ「ってことは?」


晴翔「あいつの目的は亮太から永遠に親を奪うことだ。彼を絶望させるために・・・。次は父親が狙われてしまう!」


――――――ビル屋上―――――――


ミサは屋上から街の風景を見ていた。


ミサ「流石、ワイズマンの考えることだわ。フェニックスにやらせるとは・・・。」


――――――道路―――――――


そこでは、亮太の父親”哲也”が車を走らせていた。


すると、その目の前にフェニックスが出現。その車を思い切り、蹴り飛ばした。


その車は一回転した。


そして、車から哲也が這い出てきた。


フェニックス「フッ。楽勝だぜ、こんなもん。」


彼は哲也の腹に強烈な蹴りを入れ続けた。


哲也「ウッ!ウワァァァ!」


フェニックス「いいねいいね、ハッハッハッ!!」


すると、そこへグリーンウィザードが現れた。


そして、彼はウィザーソードガン(ガンモード)でフェニックスに向け撃ちまくった。


フェニックス「ぐがぁぁぁ!」


その隙に、グリーンは哲也を抱え、風を起こし、空へ飛んで行った。


フェニックス「あの野郎!畜生!!」


彼は車を蹴った。


―――――――病院 病室―――――――――


その部屋では、亮太の母と父がベッドで酸素カプセルをつけながら寝ていた。


ダイゴと亮太がそこで、見守っていた。


すると、晴翔・優太・めぐ・凜子がやってきた。


晴翔「よかった・・・。無事で。」


ダイゴ「一応峠は越えたけど、まだ油断はできないって。」


すると、哲也が起きた。


哲也「おぉ・・・。亮太。お前は無事だったのか・・・。よかった。」


そう言うと、また眠り始めた。


その光景を見て、晴翔は過去を思い出した。そう、自分の両親が死んだ時の事を。


亮太「僕のせいだ・・・。僕が・・・。」


晴翔「違う!!」


彼は亮太に近づいた。


晴翔「亮太のせいじゃないし、お母さんとお父さんはまだいなくなってない!お前があきらめちゃダメだ。」


亮太「・・・。」


晴翔「お前は両親の希望なんだ。お前が希望を捨てなければ、望みはある。」

亮太「晴翔さん・・・。」


晴翔「大丈夫。お前の希望は俺が守る。」


すると、晴翔は病室を飛び出していった。それを、凜子が追って行った。


~~~~病院 廊下~~~~


凜子「また、あの赤いファントムを戦うつもり!?でも、今のままの晴翔君じゃ・・・。」


晴翔「無理でもなんでもやらないと始まらないじゃんか!」


凜子「え・・・?」


晴翔「亮太たちの為でもなく、怖いんだよ。目の前で誰かが死なれるのが。絶望されるのが。怖くてたまんないんだ。」


凜子「晴翔君・・・。」


晴翔「何かないかな?あいつを倒す方法が。俺の弱い魔法じゃ・・・。」


すると、そこへコヨミが静かに歩いてきた。彼女の手にはフレイムドラゴンリングが。


晴翔「それは・・・?」


コヨミ「白いガルーダが持ってきた魔法石で作った指輪。茂さんから晴翔に渡せって。」


彼女は晴翔にフレイムドラゴンリングを手渡した。


すると、晴翔の脳内にドラゴン咆哮音が聞こえた。


晴翔「今のは・・・。この指輪なら、ドラゴンの力を引き出せるかもしれない・・・。」


ナース「キャァァァァァァ!!」


遠くでナースの叫び声が聞こえた。


~~~~受付付近~~~~


そこでは、フェニックスが患者に殴り掛かったり、ナースや医師の胸倉などを掴んでいた。


フェニックス「今度こそゲートの親をぶっ潰して、絶望させてやる!」


~~~~~~~~~~~~


晴翔は走ろうとしたが、凜子に止められた。


凜子「ドラゴンって、本当にその力を使っていいの!?その力を現実で引き出したりしたら、晴翔君は?」


晴翔「大丈夫。今の俺なら・・・!」


彼は走って、悲鳴の聞こえる方へ走って行った。


―――――受付付近――――――


逃げ惑う人たちの中から、晴翔がやってきた。


フェニックス「来たな!指輪の魔法使い!今度こそ逃がさないぞ!」


晴翔「もう、逃げないから安心しろ。」


すると、後ろから優太・めぐ・ダイゴがやってきた。


優太「晴翔!」


晴翔「来るな!!」


めぐ「え・・・?どうして!」


晴翔「こいつは・・・。俺の手で。ここで、お前を倒す!!」


フェニックス「フッ・・・。やれるもんならやってみろ。」


晴翔はドライバーオンリングをベルトのハンドオーサーにスキャンした。


ドライバーオン♪プリーズ♪


すると、腰にウィザードライバーが現れた。


彼は左手の中指に変身リングをセット。ベルトを変身モードに切り替えた。


シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!・・・


リングのカバーを下した。


晴翔「チェンジウィザード・・・。」


ベルトのハンドオーサーにリングをスキャンした。


フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!


彼はレッドウィザードへ変身した!!


すると、フェニックスがレッドウィザードの方へ走って行き、彼はフェニックスと組み合った。


そして、病院の壁を突き破り、外へ出て行った。


――――――病院 外――――――――


レッド「こうなったら・・・!」


彼は左手の中指にフレイムドラゴンリングをセット。ベルトを再度変身モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


エラー!


レッド「え・・・?」


フェニックス「よそ見してる場合じゃねぇぞ!」


彼はレッドに向け、強烈なパンチを放った。


――――――病院 病室――――――――


そこには、亮太と優太たちがいた。


亮太「どうしよう・・・。晴翔が負けたら・・・。」


凜子「大丈夫。晴翔君は必ず勝つ。希望を捨てず、応援しよう。」


亮太「うん。」


―――――病院 外――――――


フェニックス「俺を倒すとか言ってくれたなぁ!倒されるのはてめぇだ!」


彼は強烈な蹴りをレッドに入れ、吹っ飛ばされた。


そして、火炎攻撃をレッドに浴びせた。


レッド「グッ・・・。グァ・・・。」


彼はあまりのダメージに膝をついた。


フェニックス「そのキラキラした目障りな頭。直々に砕いてやる!」


レッド「チクショウ!」


彼は再度、ハンドオーサーにフレイムドラゴンリングをスキャンした。


エラー!


そして、フェニックスが静かに歩み寄り、レッドの近くに止まった。


そして、大剣”カタストロフ”を振りかざそうとした。


晴翔「ドラゴン、俺に力を貸せぇぇぇぇぇぇ!!」


すると、彼は自分のアンダーワールドに入って行った。


~~~~~晴翔のアンダーワールド~~~~


――――――病院 病室―――――――


そこでは、幼少期の晴翔が恵子駆け寄って、寄り添っていた時だった。


晴翔「ここは・・・。」


すると、ウィザードラゴン扮する赤い目をした晴翔がやってきた。


晴翔(ドラゴン)「ここは火野晴翔のアンダーワールド。」


晴翔「お前は・・・。」


晴翔(ドラゴン)「懐かしいだろ。絶望の時だ。」


ちょうど、幼少期の晴翔が「やだよ!!」を叫んでいた。


晴翔「そうかもな。でも、その時に両親から希望をもらった時でもある。」


晴翔(ドラゴン)「なかなかしぶといな。」


晴翔「俺に力を貸せ、ドラゴン。」


すると、晴翔に擬態していたドラゴンが元の姿に戻った。


ドラゴン「個の指輪を使えば現実で俺の力を使えるようになる。だが、その分のリスクは高いぞ。」


晴翔「分かってないなぁ。お前の力も、俺の希望だから。」


ドラゴン「俺が希望だと・・・?ハッハッハッ!気に入った!!なら、俺の力を存分に使うがよい!!」


すると、ドラゴンは晴翔の体の中に入って行った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そして、ハンドオーサーに再度フレイムドラゴンリングをスキャンさせた。


フレイム♪ドラゴン♪


彼は右手を挙げた。そこから、魔方陣が現れ、その魔方陣でフェニックスが吹っ飛ばされた。


そして、立ち上がった。


ボーボー!ボーボーボー!!


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<※画像はイメージです。>


すると、レッドウィザードは炎のドラゴンに包まれ、”レッドウィザード フレイムドラゴン”にスタイルチェンジを果たしたのだ!!


~~~~病院 屋上~~~~


白い魔法使い「進化したか・・・。」


~~~~~~~~~~~~


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レッド「さぁ、ショータイムだ。」


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※ここからは仮面ライダーウィザード挿入歌「Just the Begininng」を聞きながらお楽しみください。


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フェニックス「姿が変わっても同じだ!」


彼はレッドの方へ走って行った。


だが、レッドは見事にフェニックスの攻撃をかわし、一瞬の隙に強烈な蹴りを入れた。


レッド「これで行くか。」


彼は右手の中指にコネクトリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


コネクト♪プリーズ♪


すると、魔方陣が出現。そこから、ウィザーソードガン(ソードモード)を取り出した。


そして、ハンドオーサーを開き、コピーリングをスキャンさせた。


キャモナスラッシュシェイクハンズ!・・・コピー♪プリーズ♪


すると、左手にもう一つのウィザーソードガン(ソードモード)が現れた。



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フェニックスは背後から大剣”カタストロフ”を取り出し、レッド向け走って行った。


だが、レッドの剣裁きで攻撃をガードし、華麗にフェニックスを切り裂いて行った。


フェニックス「そんな、魔法使いごと気に!!!」


彼は剣を振りかざしたが、レッドはそれを弾き返し、カタストロフを遠くへ飛ばした。


そして、フェニックスの腹をウィザーソードガンで突いた。


フェニックス「グァァァ!」


彼は膝をついた。


レッド「言っただろ。ここでお前を倒すって。」


すると、レッドのリングホルダーにあったスペシャルウィザードリングが光りだした。


彼はそのリングを取り、右手の中指にセットした。


レッド「ようやくこれが使えるみたいだな。」


ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


ルパッチマジックタッチゴー!・・・チョーイイネ!スペシャル!サイコー!!


すると、炎のドラゴンが出現。レッドは宙を浮き始めた。



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そして、胸部からドラゴンの頭部”ドラゴスカル”が現れた。


フェニックスも負けじと立ち上がり、レッド向け、強烈な火炎攻撃を放った。


レッド「フィナーレだ。ハァァァァ!」



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レッドはドラゴスカルの口から多量の炎を噴射。フェニックスの炎の攻撃を圧倒し、彼に攻撃は命中した。


フレイムドラゴン改心の一撃”ドラゴンブレス”は見事フェニックスに命中!大爆発四散した!!


そして、レッドは静かに地面に着地した。



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レッド「ふぃ~。」


――――――数日後 FREE WINGER――――――――


晴翔「ただいま~。」


優太「ただいま。」


めぐ「たっだいま~♪」


ダイゴ「帰ったよ~。」


茂「おぉ、お帰り。みんな。」


瞬平「どこ行ってたんですか?」


優太「恵子さんの病院の所にね。」


めぐ「お見舞いに行ってました~。」


茂「具合どうだった?」


晴翔「恵子さんも旦那さんも順調に回復して、2週間後には退院していいんだって。」


ダイゴ「亮太君も自分の気持ちを両親に話せたらしいし、一件落着だね。」


凜子「私たちも誘ってくれればよかったのに・・・。でも、あの時にフレイムドラゴンの指輪を使って正解だったのよね。」


コヨミ「どっちが正解とかないと思う。」


凜子「え・・・?」


コヨミ「アタシだって、本当はすごく心配してたもの。」


彼女はにっこり笑った。


凜子はコヨミを抱き寄せた。


晴翔「まぁ、いろいろと力が増えたな・・・。」


彼はポケットからフレイムドラゴンリングを取り出し、眺めていた。


―――――――トンネル―――――――――


ミサ「まさか、あなたが指輪の魔法使いに倒されるとはね・・・。感謝しなさいよ・・・。フェニックス。」


すると、背後から倒されたはずのフェニックスの姿が――――――――――。


――――――――――――――――――――――――――


次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!


????「なんであなたはいつもそう舞台の最中に邪魔をするのよ!」


????「へっ!私は私を高めていくためにやってるのよ!」


ダイゴ「ちょっとちょっと落ち着いて!」


ミサ「なかなか面白いゲートを見つけたわ。


????「なんでいつもそうなのよ・・・!」


次回もショータイムだ。


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究極!最高!驚愕!!


レッドウィザード「絶対にお前を倒す。俺達が最後の希望だ!!」


アストロレッド「俺達の希望の絆は銀河を超える!!」



「魔道戦隊×宇宙戦隊 ウィザード&アストロ MOVIE大戦アメイジング」


正義ある者達に捧げる究極にして最高のMOVIE大戦。


ウィザライジャー、最後の希望。アストロレンジャー最高の絆。それぞれの思いを胸に、いざ、決戦の地へ!!


アストロレンジャー編、プロローグ公開中!!


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