魔道戦隊ウィザライジャー 第八話 「晴翔の過去」 | ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

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小説やブログなどやってますわ。主に特撮が多いです。ではお楽しみください。

晴翔の過去が明らかに&フェニックス大暴れです。


晴翔回でもあります。そして、次回ドラゴンが覚醒!


ちょっと長いです。


どうぞ!


――――――――――――――――――――――――――


―――――――FREE WINGER――――――――――


~~~~~奥の部屋~~~~~


瞬平は机に並べられた魔法リングを眺めていた。


瞬平「うわぁ~!魔法の指輪っていっぱいあるんですね・・・。これ全部茂さんとダイゴさんで作ったんですか?」


ダイゴ「ほぼ茂さんが作って、僕がちょこっとお手伝いしてるだけだよ。」


茂「ダイゴ君には本当に助かってるよ。」


瞬平「信頼しあってる仲なんですね!」


~~~~~レジ付近~~~~~~


そこでは、晴翔、凜子達がソファに座ってくつろいでいた。


すると、店のドアが開いた。そこから、白いガルーダが現れた。


コヨミ「あれは・・・?」


すると、奥の部屋から茂と瞬平もやってきた。


瞬平「こんな使い魔もいたんですね~。晴翔さん。」


晴翔「いや、こんな使い魔はない・・・。」


その白いガルーダはレジに白い箱を置いた。


瞬平「じゃあ、捕まえましょう!!」


彼は白いガルーダの元へ走って行って、捕まえようとしたがガルーダに逃げられ、レジに頭を打った。


瞬平「いてぇ~!」


晴翔「おら!」


彼はガルーダを捕まえようとしたが、その手は茂の頬に当たってビンタする形になってしまった。


茂「イタイじゃないか、晴翔~。」


晴翔「あ、ごめんごめん!」


すると、白いガルーダはドアから出て行った。


コヨミはレジに置かれた白い箱を開けてみた。


コヨミ「これって・・・!」


彼女が見たのは赤い魔法石だった。


そこへ、茂が駆け寄ってきた。


茂「新しい魔法石じゃないか!」


コヨミは茂に箱を渡した。


茂「これを、新しい指輪にしてやるからな!」


彼はそう言うと、奥の部屋へ行った。


晴翔「今の白いガルーダはもしかして・・・。」


彼は思い出した。白い魔法使いの存在を――――――――――。


―――――――薄暗い洞窟―――――――――


そこへ、ミサ・ユウゴがやってきた。


ミサ「ワイズマン・・・。」


そう言うと、白いカーテンの中からワイズマンが出てきた。


ミサ「今日はあのファントムでゲートを絶望させましょうか・・・?」


ワイズマン「あぁ、そうだね。」


ユウゴ「ちょっと待ってください!指輪の魔法使いでゲートは減り続けています。でも、俺なら簡単にゲートを絶望させられます!」


ワイズマン「ホォ・・・。お前もさぞかし暴れたくなったのか?」


ユウゴ「ケッ・・・。バレバレかよ。」


ミサ「いかがいたしましょう?」


ワイズマン「なら、一暴れして来い。お前にピッタリのゲートがいるからな。」


ユウゴ「ありがたき幸せ。」


――――――街中―――――――


そこでは、小学生の男の子がひとり歩いていた。


すると、男の子の前からグール達がやってきた。


亮太「うわぁ!何だこの怪物!」


すると、そこへ晴翔がウィザーソードガン(ガンモード)でグール達を撃っていった。


晴翔「おいおい、子供相手にその人数は無いでしょ。俺も混ぜてもらうよ。」


晴翔はベルトのハンドオーサーにドライバーオンリングをスキャンした。


ドライバーオン♪プリーズ♪


腰にウィザードライバーが現れた。


晴翔は変身リングを左手の中指にセット。ベルトを変身モードに切り替え、リングのカバーを下した。


シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!・・・


晴翔「チェンジウィザード。」


ベルトのハンドオーサーにスキャンした。


フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!


晴翔はレッドウィザードへ変身した!


レッド「さぁ、ショータイムを始めよう。」


そして、グール達と戦闘を始めた。


レッド「喰らえ!タァ!」


彼はウィザーソードガン(ガンモード)でグール達に四方八方撃っていった。


すると、グールは爆発していった。


そして、晴翔は変身を解除し、そこへ凜子と瞬平がやってきた。


瞬平「晴翔さ~ん!」


凜子は亮太の元へ駆け寄った。


凜子「大丈夫?」


亮太「う、うん。」


そして、彼女は晴翔に近づいた。


凜子「この子がゲートよね。また、狙われるんじゃ。」


晴翔「だな。」


瞬平「けがはないみたいです。」


晴翔「そうか。おい、坊主。家まで送ってやる。また、怪物に襲われたら大変だからな。」


亮太「う、うん・・・。」


――――――――亮太の家 中――――――――――


リビングでは晴翔・凜子がソファにかけて亮太の母の恵子に事情を話していた。


恵子「亮太がそのゲートで、ファントムって言う怪物に狙われてるのね?」


凜子「はい、そうなんです。また、いつ何時ファントムが現れるかわからないので、是非お子さんを数日間引き取らせてもらえないでしょうか?」


晴翔「(恵子さん・・・?もしかして・・・。顔も似てるし・・・。)」


恵子「亮太が安全になるのなら・・・。」


晴翔「恵子さん・・・。やっぱり恵子さんですよね。俺、晴翔です。火野晴翔。」


恵子「あっ!晴翔君!?まぁ、大きくなって・・・。」


~~~~~庭~~~~~


そこで、恵子と晴翔が話していた。


恵子「晴翔君が魔法使いになってただなんて・・・。」


晴翔「ハハッ。見てもないのに信じろってのは無理だよな。」


彼は右手の中指にガルーダリングをセット。ベルトのハンドオーサーにスキャンした。


ガルーダ♪プリーズ♪


すると、プラモンスターの”レッドガルーダ”が現れた。


そして、プラモンスターの体部にガルーダリングをセットした。


晴翔「俺の使い魔のレッドガルーダだ。信じてもらえた?」


恵子「えぇ。こんなかわいいもの見せられちゃね~。でも、逞しく育ったのね。あんあことがあったのに・・・。」


~~~~~晴翔の過去~~~~~


―――――車内―――――


その時、晴翔はまだ子供だった。


晴翔「ねぇ、まだ着かないの?」


お母さん「もうちょっと待っててね。晴翔。」


お父さん「あ、あぶない!!」


すると、3人の乗っていた車は追突事故を起こしてしまった。


―――――病院 病室―――――


母と父は重症。晴翔は頭をけがする軽傷だった。


母と父は病室のベッドで寝ていて、酸素マスクがつけられていた。


お母さん「よかった・・・。晴翔が無事で。」


晴翔「お母さん、死んじゃやだよ!」


お母さん「晴翔、あなたはお父さんとお母さんの希望よ。」


晴翔「僕が・・・希望?」


お父さん「そう、晴翔が生きてくれることが俺達の希望だ。今までもこれからも。」


晴翔は二人の手をつないだ。


その光景を若い頃の恵子が見ていた。


すると、二人の心拍が0になった。


ナース「大丈夫ですか!?聞こえますか、火野さん!」


ナースや医師たちが慌ただしくなりだし、心肺蘇生などを開始した。


恵子は晴翔に駆け寄った。


恵子「晴翔君・・・。」


晴翔「やだよ!!


~~~~~~~~~~~~~~


晴翔「俺は父さんと母さんの最後の希望だからね。」


恵子「あの時の晴翔君の御両親の気持ちが今ではよくわかる。なかなか子供には伝わらないけどね。」


彼女は家の中に戻った。


晴翔も追う形で家に戻った。


~~~~~家中~~~~~


恵子「亮太、今日は晴翔さんの家で守ってもらいなさい。」


亮太「うん・・・。」


晴翔「大丈夫。俺がお前の事、しっかり守ってやるから。」


晴翔は亮太の荷物を持ち、4人は家から出て行った。


―――――――FREE WINGER―――――――――


晴翔達は亮太を懸命に世話をした。


瞬平は亮太と遊び、料理はコヨミが作ったりしていた。


~~~~2階の部屋~~~~


亮太は寝ようとしていたが、なかなか寝付けなかった。


そこへ、晴翔がやってきた。


晴翔「眠れないのか?」


亮太「うん。」


晴翔は亮太のベッドに座った。


晴翔「お前、両親の事どう思ってる?」


亮太「パパとママなんていない方がいい!!」


その声が、夜のFREE WINGERに響き渡った。


晴翔「なぜ・・・?」


亮太「パパが悪いんだ・・・。」


~~~~亮太の回想~~~~


―――亮太の家―――


亮太の父が帰宅してきた。


父さん「亮太、誕生日おめでとう。」


そう言うと、彼はプレゼントを亮太に渡した。


亮太「ありがとう!」


彼は袋を開けた。


父さん「お前のリクエストの奴を買ってきてやったぞ。」


だが、亮太の頼んでいたプラモデルと違った。


亮太「これ、頼んでたやつと違う・・・。」


父さん「そうだったか。今年は我慢してくれ。」


亮太はそのプラモデルを放り投げた。


恵子「亮太!ちょっと違うからってなんてことするの!パパに謝りなさい!」


亮太は走って、自分の家に逃げて行った。


~~~~~~~~~~~


亮太「別に頼んでたやつが違うから怒ったわけじゃない。パパは僕の話ちゃんと聞いてないって思って・・・。なのに、ママはパパの味方するし。僕の事どうでもいいと思ってるんだよ。」


晴翔「子供のことがどうでもいいなんて思う親なんていないよ。」


亮太「今日、僕が死にそうだったのに結局ここに預けたじゃん!」


晴翔「しょうがないなぁ。」


彼は自分の形態の着信ボックスの履歴を見せた。


そこには2分ごとに恵子からのメールが送られてきていた。


亮太「これ、全部ママから?」


晴翔「あぁ。お母さんはお前のことが心配だからここに預けたんだ。お母さんと知り合いだし、魔法使いだったから。」


亮太「・・・。」


晴翔「明日、その事をお母さんにちゃんと言えよ。俺もついてやるから。な?」


――――――翌日 噴水広場―――――――


晴翔・瞬平が亮太とともに歩いていた。


瞬平「今日は亮太君の家に住み込みで守りですね!頑張るぞー!!」


晴翔「フッ、よく言うよ。昨日はぐっすり寝てたくせに。」


すると、彼らの視線の先にフェニックスが恵子の首を持っている所が飛び込んできた。


そして、フェニックスは恵子を離したが、恵子は気絶していた。


亮太「ママ!」


フェニックス「お?ゲートと指輪の魔法使いじゃねぇか!会いたかったぜぇ~!」


晴翔「瞬平、亮太連れて逃げろ。」


晴翔はベルトのハンドオーサーにドライバーオンリングをスキャンした。


ドライバーオン♪プリーズ♪


腰にウィザードライバーが現れた。


そして、変身リングを左手の中指にセット。ベルトを変身モードに切り替えて、リングのカバーを下した。


シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!・・・


晴翔「チェンジウィザード!」


ベルトのハンドオーサーにスキャンした。


フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!


彼はレッドウィザードに変身した!


フェニックス「これからは思う存分遊ばせてもらうぞ!」


彼はグールを出現させた。


レッド「チッ、グールか。」


そこへブルー達がやってきた。


ブルー「グールは僕たちに任せて。晴翔はフェニックスを。」


レッド「あぁ、頼んだ!」


ウィザライジャーは戦闘を始めた。

――――――広場―――――――


そこでは、3人が華麗にグール達を一掃し、グールはすべて爆発四散した!


――――――公園近くの森―――――――


二人のバトルはレッドが不利に、フェニックスが有利な立場となっていた。


フェニックス「おらおら、どうした!」


彼はレッドの腹に強烈な蹴りを入れた。


レッド「グァァ!こうなったら!」


彼は右手の中指にライトリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


ライト♪プリーズ♪


レッドは右手を空高く上げた。すると、光が放たれた。


フェニックス「効くかよ!!」


フェニックスはレッドの首を持った。


フェニックス「じゃあな。指輪の魔法使い!」


彼はレッドを軽く放り投げ、彼の胸に熱のこもったパンチを放った。


レッド「ウァァァ!!」


レッドは川に投げ飛ばされてしまった・・・。


―――――――――――――――――――――――――


次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!


ミサ「流石、ワイズマンの考えることだわ。」


晴翔「お前が希望を捨てなければ、望みはある。」


フェニックス「今度こそゲートの親をぶっ潰して、絶望させてやる!」


晴翔「ドラゴン、俺に力を貸せぇぇぇぇぇぇ!!」


フレイム♪ドラゴン♪


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<※画像はイメージです。>


次回もショータイムだ。


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