魔道戦隊ウィザライジャー 第三話 「希望への願い」 | ウィンガーの日常や小説を書かせて頂きますぜ。

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小説やブログなどやってますわ。主に特撮が多いです。ではお楽しみください。

瞬平君はウィザード本編の彼と全く同じです。


今回はだいぶ長いです。すみません><


どうぞ!


――――――――――――――――――――――


――――――街中―――――――


瞬平は街中を歩いていた。


瞬平「(やっぱり、魔法はあったんだ!信じる心さえあれば、できるんだ!)」


彼は人差し指を前に突き出した。


瞬平「ちちんぷいぷい・・・ハッ!」


すると、人差し指の先から炎がでた。


その光景を見ていた人々は、瞬平の周辺に集まった。


そこへ、ある男がやってきた。


卓三「こんにちは。私、テレビWINGERで番組を企画しております名倉卓三と言います。あなたの魔法は素晴らしい!ぜひ、テレビに出て特技を披露して頂きたいのですが・・・。」


瞬平「全然OKですよ!」


卓三「そうですか!でしたら、明日の午前10時にテレビWINGERの本社ビルまでお越しください。」


そう言うと卓三はどこかへ行ってしまった。


瞬平「これで、僕の魔法が証明される・・・!」


――――――広場――――――――


そこでは、ドーナツ屋 ”はんぐり~”が広場で店を構えて商売をしていた。


晴人達3人はドーナツを選んでいた。


優太「今日はチョコのドーナツにしようかな?」


店長「優ちゃんはチョコね。あと、新作新作!」


店長・店員「新作の七色ドーナツで~す!」


めぐ「うわぁ~!おいしそぉ~♪私、それにする!」


店長「めぐちゃんは七色。晴君はどうする?」


晴翔「プレーンシュガー。」


店長「もぅ~。晴君はいっつもそれなんだから・・・。」


店長は3つのドーナツを容器に入れ、3人に手渡した。


そして、優太と晴翔にはコーヒーも渡した。


3人は椅子に座り、ドーナツを食べ始めた。


めぐ「おいし~!店長、グッド!」


店長「やっぱりめぐちゃんは分かる子ねぇ~♪それに比べて晴君は・・・。もう、晴翔のいじわる!」


晴翔「俺はこれが好きなんだよ。」


すると、そこへ瞬平がやってきた。


瞬平「師匠~!!」


優太「あ、瞬平君か・・・。」


瞬平「僕は魔法が使えるんです!」


優太「え?魔法が使えるようになった・・・?」


瞬平「手から炎が出せるようになったんですよ!見ててくださいよ・・・。ちちんぷいぷい!」


だが、手から炎が出ることは無かった。


晴翔「おいおい、出てないじゃないか。」


瞬平「もう一回やります!ちちんぷいぷい!」


だが、炎が出ることは無かった。


めぐ「ねぇねぇ、やるならタネちゃんと仕込んでからやってよ。」


瞬平「マジックじゃないんです!あの襲われた時に僕の持ってた魔法が覚醒したんですよ!」


優太「襲われた時か・・・。」


彼は何かを思いついたようだ。


優太「瞬平君。その魔法は嘘だ。ダマされてる。たぶん、あの化け物が君に何か仕込んだんだ。魔法使いに見えるように。」


瞬平「違う!ちゃんと炎が出てみんな喜んでましたもん!もしかしたら師匠が魔法で邪魔してるんじゃ。」


~~~~~瞬平の回想~~~~~~


幼少期の瞬平「ちちんぷいぷ~い!ちちんぷいぷ~い!僕は魔法使いだぁ~!!」


~~~~~~~~~~~~~~~~


晴翔「おいおい、考えがおかしすぎだ。魔法使いってのは俺達3人で十分だ。」


瞬平「やっぱり3人で邪魔してるんじゃ!」


めぐ「違う。奴らの作戦なのよ?君をだまして喜ばせて、そこから絶望に落とすの。」


瞬平「それは違う!」


彼は近くにあったテーブルを蹴った。


瞬平「魔法はあるって信じさせて、なのに僕の魔法は偽物だなんて!もういいです・・・。」


彼はどこかへ行ってしまった。


晴翔「はぁ・・・。」


――――――謎の場所――――――――


ヘルハウンド「フェニックス様、メドューサ様。」


ユウゴ「おぉ、どうだどうだ?ゲートは。」


ヘルハウンド「順調に絶望の淵に落として行けてます。」


ミサ「なら、好きなようにやりなさい。」


ヘルハウンド「はい・・・。」


――――――翌日 FREE WINGER―――――――


そこで、みんなで朝ごはんを食べていた。


晴翔「う~ん。おっちゃんの朝ごはんおいしいわ。」


茂「だろ?お店出せちゃうくらいだな。ハハハッ。」


めぐ「テレビつけていい?」


めぐはテレビをつけた。


~~~~テレビ~~~~


アナウンサー「今日はなんと朝11時から魔法使いが現れるそうです。手から炎が出せるそうですよ!」


ゲスト「えぇ?そうなんですか!早く見たいですね!


~~~~~~~~~~


ダイゴ「あれ?魔法使い?君達もしかしてテレビに出るの?」


めぐ「いや、そんな話は・・・もしかしたら!」


晴翔「あぁ。きっと、瞬平君だ。テレビで魔法を出せなくしてガツンと絶望させるのか。これはヤバいぞ!」


優太「うん。誰だって悲しくなるもんね。」


ダイゴ「やっぱり晴翔君はゲートのことになると人一倍心配するね。」


晴翔「あぁ。もう、あんな悲劇は見たくないんだ・・・。」


コヨミ「晴翔、あのテレビ局までの道のりよ。」


彼女は晴翔にテレビ局までの道のりが書かれた紙を渡した。


晴翔「よし、行くぞ。優太、めぐ。」


――――――テレビ局 前――――――――


晴翔「今は10時50分か。もうすぐで始まっちまうけど・・・警備員が邪魔だな・・・。」


優太「う~ん。あ、そうだ!昨日、茂さんにこれ貰ったんだ。これ使ってみよう。」


彼は警備員のいるところまで歩いて行った。


警備員「こら、君。ここは関係者以外立ち入り禁止だ。」


優太「あぁ、すみません・・・。」


優太は警備員の手を掴み、右手の中指にスリープリングをセット。ハンドオーサーにスキャンさせた。


スリープ♪プリーズ♪


警備員は崩れるように倒れこみ、寝てしまった。


優太「晴翔!めぐ!行こうか!」


めぐ「なんか強引だなぁ・・・。」


3人はテレビ局へ入って行った。


――――――テレビ局 スタジオ――――――――


卓三「今日は、街で見つけた凄い人コーナー!今日のゲストは魔法使いの奈良瞬平さんです!」


瞬平「どうも、こんにちは!」


卓三「今日は奈良さんに手から炎を出す魔法を見せてもらいます。」


瞬平「はい!みなさん見て驚かないでくださいね!」


すると、スタジオの照明が消え、ライトが瞬平の方へ向けられた。


卓三「それでは、お願いします!」


瞬平「・・・・ちちんぷいぷい!!」


瞬平は人差し指を勢いよく前に突き出した。だが、炎が出ることは無かった。


瞬平「あれ・・・?ちちんぷいぷい!ちちんぷいぷい!」


観客A「おいおい、どうなってるんだよ・・・。」


観客B「何だよ、嘘っぱちかよ。」


観客C「マジックならちゃんとタネ仕込んでおいてほしいなぁ。」


製作プロデューサー「番組史上最悪な放送事故ね。」


観客D「ダメダメだな。」


瞬平「でも、マジックじゃないんです!」


卓三「お前に魔法が使えるわけがない。今、日本中の視聴者がお前の事バカにしてるぞ。うそつきってな。」


瞬平「でも、あなた見てたじゃないですか。」


卓三「この人間はもう死んでるんだよ。とっくにな。」


すると、アナウンサーの卓三がヘルハウンド・ファントムに変身した。


―――――警察署 休憩所――――――


凜子はその放送を見ていた。


凜子「えぇ!?なにがどうなってんの!?」


―――――スタジオ――――――


ヘルハウンド「炎を出したのはお前じゃない。俺がお前の体に取り付いてやったのさ。ハハハッ!」


瞬平「嘘・・・嘘だ!!」


彼は崩れるように膝をついた。


すると、瞬平の中の心の支えにヒビが入った。


そして、瞬平の体にも紫色のひびが入って行った。


ヘルハウンド「絶望の淵に沈め!!ハッハッハッ!!」


すると、そこへ晴翔、優太、めぐがやってきた。


ヘルハウンド「ほぉ・・・魔法使いの方々ですか。邪魔な事を。」


優太「邪魔なのはお前だ。ヘルハウンド。」


3人はベルトのハンドオーサーにドライバーオンリングをスキャンした。


ドライバーオン♪プリーズ♪


腰にウィザードライバーが現れた。


3人は変身リングを左手の中指にセット。ベルトを変身モードに切り替え、リングのカバーを下した。


シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!・・・


3人「チェンジウィザード!」


ベルトのハンドオーサーにスキャンした。


フレイム♪プリーズ♪ヒーヒー!ヒーヒーヒー!!

ウォーター♪プリーズ♪スイ~♪スイ~♪スイ~♪

ランド♪プリーズ♪ドッドッドンドッドッドン!ドンドッドッドン!


3人はウィザライジャーに変身した!


ブルー「さぁ、ショータイムを始めよう。」


ヘルハウンド「魔法使いめ!」


ヘルハウンドはグールを出現させた。


レッド「俺とめぐでグールは片付けるから優さんはヘルハウンドを。」


ブルー「分かった。よーし、行くぞ!」


ウィザライジャーは戦闘を始めた!



~ブルーVSヘルハウンド~


ブルーはウィザーソードガン(ソードモード)でヘルハウンドを華麗に切り裂いて行った。


ブルー「これでもどうだ!」


彼はヘルハウンドの腹を剣で突いた!


ヘルハウンド「グァァァ!!」


ブルー「悪いけど君とは遊んでる暇はないんだ。さっさと片付けさせてもらうよ!」


ブルーはウィザーソードガンのハンドオーサーを開いた。



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<※画像はイメージです。>


キャモナスラッシュシェイクハンズ!キャモナスラッシュシェイクハンズ!・・・


そして、ウォーターリングをハンドオーサーにスキャンした。



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ウォーター!スラッシュストライク!スイースイースイー!スイースイースイー!・・・


ブルー「ハァ・・・セイヤ!!」


ヘルハウンド「グァァァァァ!!」


ブルーの必殺技!スラッシュストライクウォーターは見事命中!爆発四散した!



―――――テレビ局 外―――――――


~レッド&イエローVSグール~


レッド「結構な数いるなぁ・・・。」


すると、そこへ緑色の戦士が空中から舞い降りてきた。



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<※画像はイメージです。>


外見はウィザライジャーの姿。風の魔法使いだろう・・・。


レッド「あなたは・・・?」


グリーン「グリーンウィザード・・・。」


彼は右手の中指にビッグリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


ビッグ♪プリーズ♪


魔方陣が出現し、その中に手を入れると手が巨大化。巨大化した手でグール達を叩いた。


すると、グール達は見る見るうちに爆発四散して行った。


イエロー「あなたは一体・・・誰?」


グリーンは無視し、風を巻き起こしてどこかへ行ってしまった。


レッド「ここは片付けてもらったし、スタジオへ行こう!」


二人はスタジオへ向かった。


――――――テレビ局 スタジオ―――――――


3人は瞬平の元へ駆け寄った。ブルーはしゃがんだ。


ブルー「絶望するよりも希望を持とう。下を見てるよりも前向いた方が景色は美しいだろ?」


瞬平「優太さん・・・。」


ブルー「お前の魔法使いの夢は俺がきっちり受け継ぐ。」


彼は瞬平の右手の中指にエンゲージリングをセット。ブルーのベルトに瞬平の手をスキャンした。


エンゲージ♪プリーズ♪


すると、瞬平はぐったり倒れこみ、彼から魔方陣が出現。


ブルーはその魔方陣に入って行った。


――――――瞬平のアンダーワールド―――――――


ブルー「ここが瞬平君のアンダーワールド・・・。」


すると、幼少期の瞬平から紫の亀裂が入り、そこからゴーレムのような巨大なファントムが出現した。


ブルー「これまた厄介そうな奴だ!来い、ドラゴン!」


ブルーは右手の中指にドラゴライズリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


ルパッチマジックタッチゴー!・・・ドラゴライズ♪プリーズ♪


すると、上空からウィザードラゴンが出現した。


そして、ブルーは右手の中指にコネクトリングをセット。ベルトを魔法モードに切り替え、ハンドオーサーにスキャンした。


コネクト♪プリーズ♪


魔方陣が出現し、そこからマシンウィンガーが出現。ブルーはそれに跨り、ファントムを追いかけた。


ブルー「ドラゴン、俺に従え!」


すると、バイクが下から真っ二つに分かれ、ウィザードラゴンと合体を果たした!


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ウィンガーウィザードラゴンはゴーレムのようなファントムに体当たりを数回放った。


ファントムに多大なダメージを与え、ファントムは弱りを見せた。


ブルーは背後からウィザーソードガン(ガンモード)を取り出し、ハンドオーサーを開いた。


キャモナシューティングシェイクハンズ!キャモナシューティングシェイクハンズ!・・・


ブルーは左手をハンドオーサーにスキャンした。


ウォーター♪シューティングストライク!スイースイースイー!スイースイースイー!・・・


ブルー「喰らえ・・・ハァァァ!!」


ブルーは銃口をファントムに向け、必殺技を放った!


シューティングストライクウォーターは見事命中!ファントムは爆発四散した!


ブルー「やったね・・・。」


――――――スタジオ―――――――


すると、瞬平の体の亀裂が無くなった。


そして、魔方陣が現れ、そこからブルーウィザードが帰ってきた。


レッド「やったのか?」


ブルー「あぁ。」


―――――FREE WINGER―――――――


そこへ、凜子がやってきた。


凜子「分かったわ!晴翔君やファントムの事も一切報道されていない理由。どうやら国安が・・・。え?」


彼女の視線の先には、瞬平が優太の肩をもんでいた。


優太「あぁ、いらっしゃい。凜子さん。」


晴翔「あぁ、凜子ちゃん来てたの。こいつは優太の助手。魔法使いの助手だとさ。」


凜子「魔法使いの助手・・・?」


瞬平「どうも!僕、奈良瞬平って言います。優太さん達は僕の希望。魔法使いにはなれないけど、せめてみなさんの役に立てたらと。」


凜子は彼の右手についていたエンゲージリングを見つけた。


凜子「ふ~ん、私と一緒かぁ・・・。私、大門凜子。よろしくね。あ、これ。ドーナツ持ってきたの!」


晴翔「おぉ、マジか、マジで、マジだ!」


瞬平は彼女の持っていたドーナツを取った。


瞬平「これおいしいですよね~!」


そこへ、茂、ダイゴ、めぐがやってきた。


茂「何々・・・。おぉドーナツじゃん!食べた~い♪」


優太、めぐ、茂、ダイゴ、瞬平、凜子は袋に入っていた6個のドーナツを一人ずつ食べた。


晴翔「俺の・・・俺のドーナツが・・・。」



こうして、やかましいのが一人増えたとさ・・・。


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次回、魔道戦隊ウィザライジャーは!


晴翔「あの緑色の魔法使いは・・・。」


優太「たぶん、自分たちを同じ正義の味方だろうね・・・。」


ダイゴ「もしかして・・・僕が晴翔君達に・・・。」


フェニックス「お前らが、ウィザライジャーか。そのキラキラと目障りな頭。直々に砕いてやる!」


イエロー「うわぁぁぁ!」


イエローはグリーンにウィザーソードガン(ガンモード)の銃口を向けた。


イエロー「あなた・・・いったい何者なの!」


次回もショータイムよ。


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