(後半に下着での玉写真があります。嫌な人は見ないでね)
嫁にも話し気分爽快で臨んだ検査日。
今日で確定するだろうという気持ちもあり足早にKクリニックへ向かう。
予約の時間ちょうどで診察室に呼ばれ中に入る
血液検査の結果を見せられ説明を受ける。
「腫瘍マーカーはAFPとHCGというので云々…」
正直な話、散々調べたので数字見れば分かる。
AFP:3.1,HCGーβ:0.1以下,LDH:220
全部正常値範囲内だ。
ウンウン、ヘェ~と結果を聞く。
「血液検査の結果は正常です。ではエコーに行きましょう」
薄暗い別室に移され看護師にズボンを脱いで寝てるように指示される。
バスタオルもらったので下半身は隠せてた。
少しして先生が登場。が、その横には若い女性がいらっしゃる。
「あーウチの技師なんだけど勉強のためにエコー撮らせて下さい」
「よろしくお願いします」
うん、若い。二十代前半の結構可愛らしい娘っ子が同席。どころか検査させろとのこと。
「あ、はい。よろしくお願いします」
と平静を装うも流石に恥ずかしい。
見られるだけならまだしも何故か技師なのに触診までさせやがる。先生、策士か!?
まぁでもあちらはプロ。画像をみながらここは?ここは?と勉強がてらに確認を進める。
…ねぇところで先生、俺にも画像見せてよ。
「はい、じゃあ終わり。ジェル拭いておいてあげて」
と娘っ子技師に玉の清掃を命じて去る先生。
ティッシュで玉を拭く娘っ子技師。
棒の方にもついてたらしくそれも拭きとる娘っ子技師。
そんなとこまで気を使わんでよろしい!!
えぇ恥ずかしいなんてもんじゃなかったっすよ
風俗とか行ける人マジで尊敬。
嫁以外の女性に下半身ガン見されるとか無理。
まぁそれはよいとして、キレイに拭いてもらった後にズボンを履き診察室へ案内される。
エコー写真をみながら、うーん…と唸る先生。
「もっと大きな所で精密に検査してもらいましょう」
「あ、はい」
…ってか先生としての診立ては?
「どこの病院が良い?」
え?俺が決めるの?
「いやちょっと分かんないで…どこかお勧めはありますか?」
「あーうん、がん拠点病院かな」
「あ、でもまだがんだって分かった訳じゃないんだよ、そこで精密に検査して…ね」
「じゃあそこでお願いします」
へえ、はっきりと診断結果言わないんだ。と思った。
まぁ調べてきてるから精巣腫瘍ですって言われても動揺しないけど
確かに町医者に「がんです」って言われても信じない人とかいるのかもなー。
なんて思っていたら
「じゃあ詳しくはがん拠点の先生とお話ししてね。でも何かあったら相談にきてね」
と言われ診察終了。
帰り道に昼飯を食いながら封がしてある紹介状をためらいなく開ける。
『左精巣腫瘍の疑い。超音波にて所見有り』
ですって。
この瞬間ある意味やっとすっきりした。
まぁ後は玉取るだけだな、と。
嫁に連絡をしてほぼ確定の旨を改めて伝える。
「まぁがんばれ。何かあったら言え」
とのお言葉。
嫁も動揺せずに受け止めてくれるお陰で俺も落ち着いていられる。
さて、月曜にがん拠点病院に予約の電話しなきゃ
と思いつつ、ちょっと豪華な寿司懐石を平らげて帰ったのでした。
※この時の玉 <大きさ>、<硬さ>
右(正常):うずらの卵、うずらのゆで卵
左(異常):鶏卵Sサイズ、スーパーボール
エコー:黒い部分が腫瘍です