皆さんこんにちは。
今日もお付き合いいただき
有り難う御座います。
今日は、移植後定期のPET-CT検査
です。
ここ最近、
移植後微小血管障害(TA-TMA)の疑いに
伴うLDH上昇、
ATLっぽい首の皮疹(診断はGVHD皮疹)、
GVHDが原因のsIL-2R上昇、
などがあったため、
予定を少し早めて検査することに
なりました。
さて、結果は、
首のリンパ節にごく小さな反応が
見られました。
しかしこれは、おそらくGVHDに
よる炎症反応でしょうとの一次所見。
(おそらく・・・)
この 首のリンパ節の反応は、
造血幹細胞移植後の慢性GVHD期に
よく見られる反応らしいのですが、
慢性GVHDによる炎症反応 か
がん細胞の集積反応 かの
見極めがなかなか難しいようです。
正式な診断結果は、読影医の
見解を待つことにし、
来週、その正式診断結果の確認と
追加の超音波検査のため再度
通院することになりました。
(それまで、正式診断結果はお預け)
その他のところにがん細胞の怪しい
形跡はなさそうです。
また、
股関節、膝、足首、肩などの
関節に炎症(特に股関節は強い)が
見られ、これは関節痛の自覚症状と
一致します。
がん細胞の有無確認が目的の
PET-CT検査ですが、
GVHDによる炎症反応まで写し出され、
それが、
良く言えば炎症の発見に繋がり、
悪く言えばがん細胞確認の判断を難しく
している
ということのようです。
日々進歩しているの医療技術ですが、
そこには必ず人間の判断が必要と
いうことでしょう。
医療以外の分野も同様に、
機械やAIの答えに人間の知恵や経験を
加味してこそ 最良の答えが得られる
ということなのかも知れませんね。
などと真面目なことを考えながら、
明確に「問題なし」という答えが
聞けず、モヤモヤしながら帰宅
しました。
たぶん、きっと、だいじょうぶ。
PET-CT
PETとは、
ポジトロン・エミッション・トモグラフィー
(陽電子放出断層撮影) の略で、
がんを見つける検査で使用されるが、
ほとんどがPET装置とCT装置を一体化
させたPET-CT装置で検査が行われる。
がん細胞は正常細胞の何倍もブドウ糖
を取り込むという性質を利用して、
ブドウ糖に似た 微弱な放射線を出す
検査薬 FDG を注射し、その集積具合を
画像化する。
読影
読影とは、
PET-CTやMRI、CT、レントゲンなど
の検査画像を高精度モニターで見て
丹念に観察し所見を読み、
その上で診断することを言い、
読影をする医師のことを
読影医と呼ぶ。
多くの場合、画像診断の専門医である
放射線診断専門医が読影する。
検査薬FDGを注射し、約1時間安静に
して体の隅々まで行き渡らせます。
その後、PET-CT検査へ。
ここは、その安静室。
今日も一日お疲れ様でした。