皆さんこんばんは。

今日もお付き合いいただき

有り難う御座います。



今日から、私の移植治療の "現実" の

お話です。



私の造血幹細胞移植の種類は、

非血縁者間末梢血幹細胞移植ですが、

「ミニ移植」と言われる方法で行われ

ます。


幹細胞移植には「フル移植」と「ミニ移植」

という2種類の方法があります。


「ミニ移植」と聞くと、移植治療の規模や

範囲や効果が小規模なような印象ですが、

そうではありません。


ネーミングがフィットしてない気がする・・


ネットで検索できる記事や文献の内容を

ごくごく簡単に要約すると、フルとミニの

違いは主に前処置で、


①ミニは、フルの前処置には体力的に耐え

 られない高齢者や内臓疾患を持つ患者の

 ために、前処置の条件を少し緩くして

 行なう移植方法で、移植後のGVHD対応

 もそれに応じて異なる。


②移植治療の成績は、フルよりミニの方が

 悪い。


つまり、フルでは体力的に、移植自体に

耐えられない患者のために出来た後発の

治療法、ということになります。


当然私もそう理解していましたので、主治

医から自分の治療方針を初めて聴いた時は

少し戸惑い、説明を求めました。


ATL患者の中では十分に若く、重症な内臓

疾患もない私の治療方針がなぜ「ミニ移植」

なのか?


答えは、


血液がん治療である幹細胞移植において、

悪性腫瘍と闘う前の移植工程での死亡

リスクが高いフルよりも、そのリスクが

低いミニの治療研究が進んでおり、最新

の現状は、世界的にフルと同等かむしろ

上回るところまで、ミニの実績・成績が

上がってきている。


ということでした。


この病院はもともと「ミニ移植」に力を

入れているという背景もあるでしょうが

それはそれとして、

事実として最新の世界の移植治療の流れ

そうである、ということです。


「ネットで過去から掲載されている情報は

その時正しくても、最新の今正しいかどう

かわからない。」


これが、今回得た教訓ですね。



十分理解して、納得した上で

非血縁者間末梢血幹細胞の「ミニ移植」

に挑みます。



たくさんの仲間に待ってもらってます



今日も一日お疲れ様でした。
明日も頑張りましょう。