オキシドールを使ってキノコ栽培

紹介するのは今まで一番影響をうけたキノコサイトです。大きなサイトなので訳しきれませんが、オキシドールを使って簡単にキノコ栽培をするというサイトです培地をオキシドールに漬けてから容器に入れて、種菌入れて密封してしまうという方法のようです。書かれている方法もビックリだったですが、そのアプローチの仕方にとても感心しました。環境も文化も設備も違う海外で、日本式のキッチリしたキノコ栽培方法でがんじがらめになっていた自分が、日本のキノコ栽培では絶対やらない方法やアイデアを試しながらキノコ栽培するようになったきっかけにもなっています。この方法で実験したこともあります。確かに酸素がよく供給されるのか密封しても菌糸の伸びがよくて濃いように感じました。ただトウモロコシの芯では大成功、オガクズではダメとかで、完全にはこの方法を自分のモノにすることはできませんでした。小麦を軽く煮沸後、そのまま密封ビン詰めして接種したモノとオキシドール処理した後、密封ビン詰めして接種したモノの比較実験では明らかに差がありました。オキシドール処理の方は最後の最後でビン下部がバクテリアにやられましたが、ほぼ菌がまわり、処理なしはひどいコンタミでした。実験が全然足りないので結論は出せませんが、非常に可能性のある方法だと感じています。ただ、過酸化水素は扱いにくいし、値段も結構するので小ロットならいいですが、ある程度の規模で栽培に使用するのは若干厳しいです。しかし、種菌生産に活用でできるのではないかと思っています。ゼロエミ式栽培に使うヒラタケ系の種菌ならこの方法で生産しても十分いける感じがします。で、このマニュアルを販売しているようなので入手しようと、数年前、この著者に電話をしたのですが不在でした。アメリカの知人にも頼んで何度か電話してもらったのですが不在とのこと。メールしても返事もありません。これを機にサイトをよく読み直して再チャレンジしてみます。   Cultivando Hongos de Manera Fácil （スペイン語） Growing Mushrooms the Easy Way （英語）   解説 過酸化水素 （かさんかすいそ、Hydrogen peroxide）は、化学式 H2O2 で表される化合物。しばしば過水（かすい）と略称される。主に水溶液が酸化剤・殺菌剤・漂白剤として利用される。 オキシドール 3%wの過酸化水素は医療用の外用消毒剤として利用され、オキシドール（oxydol）という日本薬局方名、またはオキシフル（Oxyfull）という薬剤名でも呼ばれる。 過酸化水素の購入方法 劇薬ですが、薬局で購入できたと思います。ただ印鑑必要だったような。ドラッグストアとかは面倒くさがるかも。自分は試薬として購入しました。→試薬販売 　５０0mlで８００円くらいだったような（昔のことなので記憶薄…）いずれにしても扱い方を学んでからにしましょう。オキシドールをいっぱい買うのは高すぎます。日本で入手できるのは濃度が３０か３５％がＭＡＸだと思います。コロンビアは７０％（９０％？）とかの恐ろしげなのが、なんの手続きもなしに薬局で簡単に購入できました。非常に安かったと思います。３０％なら１０倍に薄めればオキシドールです。

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