2011年8月30日不仕合せな人がまいにち 死に助けをもとめていた。 「おお、死よ」とその人は言っていた。「おまえはなんと美しく見えることよ。 はやく来てくれ。来てわたしの残酷な運命を終わらせてくれ。」 死はやってきて、ほんとうにかれを助けてやるつもりだった。 死は扉をたたき、なかにはいり、姿を見せる。 「あれはなんだ。」不仕合せな人は叫んだ。「そこに見える者を追っ払ってくれ。 なんという憎悪と恐怖を感じることか。 近づくな、おお、死よ。おお、死よ、行ってしまえ。」 (ラ・フォンテーヌ、「死と不仕合せな人」)