白い肌に茶色の髪の毛。細身のジーパンに桃色のパーカー。

茶色のランドセル。

チョークを持つと、黒板に名前を書き始めた。

「神田爽美」

チョークを置き、やっとしゃべり始めた。

「神田爽美(かんだそみ)です。四国からやってきました。よろしくお願いします。」

ぺこりとお辞儀をしてほほ笑んだ。少し、顔を赤らめて。

「なにか、神田に質問がある者はいるか?一人だけいいぞ。」

佐藤がそういうと、何人かが手を挙げた。

その一人の男子が当てられ

「得意なことと苦手なことはなんですかー?」

と言った。

爽美は少し考えて、

「得意なことは植物を育てることで、苦手なことは運動です。」

と、恥ずかしそうにほほ笑んだ。

「じゃあ、神田の席は、あそこに一つあいている席だ。海辺の隣だぞ。」

「はい。」

佐藤は悟のとなりを指差して言った。

爽美は言われたとおり、悟の隣に来て、

「さっき、あったよね。よろしくね。海辺君。」

と、またまた、恥ずかしそうにほほ笑んだ。

「あ、ああ。」

(うそだろ!?こんなことってあるのかよ。)


*あとがき*

こんにちは。ついに、出会いましたね。ヒロインとヒーローが。

これから、どんな展開になるのか、私も楽しみです。

では、次回もお楽しみにぷー

バッハハーイハナ