神子の運命~戦う少女~第38話「肝試し18」

作・葉菜

「なんで、怪我なんてしたの?」

姉上が湿布を怪我のサイズに合うようにカットしながら、言った。

「ちょっと、ふざけすぎちゃって。」

姉上が「ふ~ん。うそね。」と手を休めることなく言った。

「え・・・。」

「そうね。男が絡んでるわ。で、女も絡んでる。どう?あってる?」

「・・・。」

湿布のビニールをはがした。

「姉上?」

姉上が、私の額にゆっくりと手を伸ばす。

「いや!!やめて!!」

私は近づいてきた手を払った。

「何?どうしたの神子?」

「あなた、誰?」

そう。明らかにこの人は姉上ではない。

この人からは、魔力が感じられる。

(どうして、今まで気づかなかったの?私は、姉上とずっと一緒にいたのに。)

「あら、気づかれちゃった?」

そういうと、長いつやつやした髪の毛をかき上げた。

「はじめまして。竜宮国姫君、竜宮水城様。私、天空国姫君、天界空羽様の下部頭二十頭領が一人、雷間稲妻(らいまいなずま)と申す者にございます。」

「雷間?」

私は立ちあがった。

私の動きを見て雷間稲妻も立ちあがった。

「そういえば、少し前に光がお世話になったそうで・・・。」

「ええ。」

「私も、あなたの命を食いに来ましたよ。」

そう言って、古い紙を取り出した。

つづく

こんばんわ。

第38話を見てくれた方に最大級の感謝です。

またまた、お久しぶりで…。

まだ、私のブログを見てくれている方がいればいいのですが…。

それでは、また更新がいつになるかはわかりませんが、

バッハハーイハナ

またまたお久しぶりですね。