神子の運命~戦う少女~第21話「特訓5」

作・葉菜

「私じゃなきゃ、何でだめなんですか?」

私は、いじわるとかそんなんじゃなくて、ホントにわからなかった。

だって、大野君みたいな子が私となんか組んでも、おもしろくないんじゃないかって・・・。

「と、とにかく!!約束だからな!!」

そう言い残して、走って行ってしまった。

(大野君。ホントに私となんかでいいのかな?でも、なんだかうれしい・・・。)

キーンコーンカーンコン

鐘が鳴り、私は屋上を後にした。

      *

「このようにして、割られる数を分子、割る数を分母にします。そして・・・」

黒板に、字を書きながら担任の小野枝先生が、授業を進めている。

2時間目。算数。

今は分数の勉強をやっている。

私は、ノートと教科書を開いて鉛筆を持っていた。

はたからみれば、ちゃんと勉強しているように見えるだろう。

でも、始まってから20分、何も写していないし聞いていない。

授業が全く頭に入らない。

やっぱり、今朝のことが問題なんだ。

「はい。では、この問題を・・・神崎さんにお願いしようかしら。今日はまじめにやっているみたいだしね。」

小野枝先生の声で我にかえった。

「あ、はい。」

私は反射的にたってしまった。

(うわ、しまったぁ!!全然分かんないよ。何聞かれてんのかもわからないし・・・。)

心の叫びを何とか抑えつつ、黒板へと歩き出した。

すると、隣の席の大野君が鉛筆を落としてしまった。

「はい、どうぞ。」

私は大野君の鉛筆を拾うと、机に置いてあげた。

すると、小さいメモを渡してくれた。

そのメモには、問題の式と答えが書いてあった。横に、「あってるかわかんないけど・・・。」って書いてあった。

私は軽くうなずくと、再び黒板に向かった。

       *

「はい。正解です。久しぶりにちゃんと聞いていたから、先生はうれしいわ。」

小野枝先生はニッコリ笑った。

私も笑い返すと、席に戻って行った。

つづく

こんにちは。

久しぶりの小説更新です。

今日は、農業体験最終日でした。

前回収穫したもち米でもちつきをしました。

お汁粉を出してくれました。

帰りには、収穫したもち米を配ってくれました。

一緒にお祭りもやってて、スタンプラリーをやりました。

スタンプラリーの1つでバンブーダンスをやった時、足をねん挫してしまいました。

痛いっす。

今は湿布を貼っています。

明日になったら、農業体験のことも詳しく書きたいと思います。

それでは、バッハハーイハナ



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