神子の運命~戦う少女~第18話「特訓2」

作・葉菜

「あの、陸間さん。1つ聞きたいことがあるんですけど・・・。」

「はい。なんでしょうか?」

私は勇気を持って聞いてみた。

「私は、いつか竜宮国に戻ることがあるのでしょうか?」

この質問はずっと聞いてみたかった。

私は、これから先竜宮国に行くことがあるのか。本当の父、母には会うのか。

父上は少し、困ったような顔をした。

「それは、私にもわかりませぬ。国王さまから命令がくだされれば、水城様を竜宮国にお連れしますが・・・。そこはなんとも言えません。」

私も、1度質問してしまうと聞きたいことがたくさん出てきた。

「もう少し聞いてもいいですか?」

「あ、はい。」

父上はしゃんとした。

「あの、天界国の姫、天界空羽と戦ったとき「私を解放直後から、見ることができるとは。かなり、楽しめそうだな。」っていったんです。どういう意味なんですか?」

前から気になってたことだ。「見ることができる。」という意味が。

父上の言うことはこうだった。

竜宮国も天界国も人間界同様、民が住んでいる。

普通の民と、ある程度の力が持っていないものは、「ノーマル」という。

ノーマルは強いものの姿が見ることができない。

そして、ノーマルより強いものを「グレイヤー」と言い、私も出雲ちゃんも陸間さんもグレイやーだ。

でも、私たちのことを見ることをできるもの、私たちよりも強いものがいる。

その者たちは「テクニシスト」と言う。

多分、天界空羽と雷間光はそのたぐいだと考えられる。

ほかのテクニシストは竜宮国国王の竜王と天界国国王の天王などがテクニシストだという。

また、ノーマルは強くなればグレイヤーになることができ、グレイヤーはテクニシストになることができる。

私は、テクニシストになろうと思う。

つづく

短くてごめんなさい。

これからもがんばります。

バッハハーイハナ


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