政策金利がとうとう動いた。


一週間くらい前に先進国では明確な理由なしにはありえないほどに円高が進んだので、まあこうなるのかなあと思っていたけれど、誰か前もって知っていた人がいるのかねえ。あんまり言うと陰謀論者みたいになってしまうけれど、一部の誰かしか掴めない情報があったのかな、などと思った。


銀行屋としては、金利のある世界はウェルカムである。張っている資産規模がバカでかいので、絶対値が増えると大変儲かることになる。再び銀行が人気企業になる日も遠くないかもしれないなと思った。

もう少し日米金利差が縮まれば、海外との商売もやりやすくなるなるのにな、などと思った。まだぜんぜん円は高い。


個人で気になるのは、住宅ローンだ。さすがにこのくらいの利上げは折り込まれていたのだろうから、既存の都内区部のマンションの資産価値にはすぐには大きな影響はなかろうとは思う。これから買う人は大変なので、さらに供給が減るだろうから、それもあって簡単には下がらないのだと思った。

でも別に売る気はないので、あんまりそんな検討は意味がないのだった。金利の払いが増えていくことになる。あと、3回くらい金利が上がると⋯。

激変緩和措置は設けられるのだろうが、借り入れして無理して買ったものの変動金利で苦しむ人たちのニュースがしばらくしたら世に溢れるのだろうなと思った。

まあ減税分は数年はエンジョイできたからもうしかたないとして、それを上回った場合だよな⋯。


我が家は、だいぶ前に検討して結論を出してとっているポジションなので、一旦は静観である。