皆さんは床屋さんにいくら払うだろうか。


ぼくは前のところで2ヶ月弱に一回くらい、4500円払っていたが、担当してくれている人が引っ越してしまったことでそこに行かなくなってから、ここ半年ほど流浪の民をしている。

一度決めたら思考停止で通い続けることになると思うので、しばらく決めずにいくつか行こうかなと思っているのだ。


1000円カット、前と同じくらいのところ、5500円のところ、6600円のところ。それ以上は、スコープ外である。


改めて調べてみると、色んなところがある。

そうか、ああいうイカツイ髪型ってこういうバーバーショップみたいなところでやるんだなあ、とか。春・夏・秋・冬で切ってもらい方を変えるとかあるのか、とか。パーマをかけた自分を想像してそっ閉じしたりとか。


美容師さんひとり、客ひとりというスタイルの、サロンぽい美容室も多いことに気がついた。気の合う美容師さんで、落ち着ける雰囲気ならそれもよかろう。そういうところに行くほどおしゃれに気遣っていないが、経験してみると、ゆったりしていて悪くない気もする。インテリアも店主の趣味がバリバリ出ていて面白い。明るいガラス張りの路面店もあったし、古いマンションの一部屋を訪ねると中がサロン、みたいなところもあった。


妻に聞いたら、1000円カットでイイわよ、と言ってた。あ、でも行列に並んでいるところご近所に見られるのもアレだわね、子どもと一緒ならともかく…などと言っている。

うん、毎度のことながら死角からの視点を与えてくれる。別に並んでいても、見られてもよくないかな。どこにお金をかけるのかは人それぞれだ。


ぼくは結局、家に多くのお金を払うことになった。

モノにはあまり興味がわかない。

最近は、英語の勉強と、体のメンテナンスには、お金をかけざるを得ないと思うようになってきた。


そういうコンテクストの中で、髪を切る、というのはとても微妙だ。

決して個人としてのプライオリティは高くはないけれど、日常のコトとしては、満足度が高い方が人生の幸せの総和に対していい効果がある気がする。

それから、そろそろ身だしなみは「できるようにならないといけない」気がする。体の劣化をきちんとした身だしなみでカバーしないと、これはどうしようもないことになるのでは?という気持ちがしている。


もう少し床屋スナフキンを続ける。