東和銀行の若者が2017年に自殺した。その原因は異動後の職場での上司のパワハラだという。


この手の話をマネージャーになってから聞くとこうも捉え方が違うものかと、自分で驚いている。

自分の部署の子がメンタルで駄目になったら本当に後悔すると思うし、ましてや自ら命を絶つなんてことになったら、自分がまともな精神状態を維持できるかも怪しいなと思う。

別に仕事が原因でなくても、自殺するほどおかしくなっていたのならそれに気づいてあげられなかったことをずーっと考えると思う。


パワハラってなあ。一緒くたにして語られがちだけれど、難しい問題だ。言葉の濫用が問題の本質を曖昧にしている気がする。


事柄に対する消耗度合いの絶対値は人それぞれだ。

なにに幸せを感じるかも、ものの考え方のアプローチも人ごとに全く違う。

人間は消耗すると、本当に考える力が落ちる。

そういう当たり前の理解が必要なだけなのである。


若者を潰すくらいなら上司に罵倒されても仕事を減らす方がまだ自分の心の負担は小さいと思うけれどなあ。

あいつは弱いから死んだ、なんて本気で言える人でなしは多くないはずだし、数少ないそう言える人のうちのほとんどの人はその人も過酷な環境でおかしくなっているのだと思う。

そういう俯瞰的な捉え方をして、自分の位置を見失わないようにしたいなと思った。