今年も少し前に通知表が来た。

360°評価である。

メンバーが変わったからか、点数の分布は少々変わったけれど、今回はえらく良く評価してもらったな、という気がする、ぼくは5点満点で4だった。


それは、一つ5点満点の設問に対して、10人が答えて、40点ということになる。仮に普通の評価で3をつけた人が3人いたとすると、40点になるには残りで4が4人、5が3人必要だ。3をつけた人が1人いると、残り9人が4をつけてくれても40には到達しない。


サラリーマンの感覚として、あれに5をつけるのはよほどのことだ。心から評価できないと、5はつけない。

だから、たぶんほとんど全ての面において、「普通よりはちょっといい」と言ってくれているのかなと思った。

組織平均点からも有意と言っていい程度の差はありそうだし、ブレイクダウンしたものを見ても、全ての小項目で組織平均を上回っていた。

だから、少なくとも若いメンバーから見て、いい課長の範疇には入っているのかな、と思った。


これはとてもうれしいことだ。

なぜなら、無理せず自然にやっていて、いい課長だと言われるのが当面の目標だったからである。


人から見れば、ショボショボと自分のチームのメンバーからの評価を気にして、だからなんだよという程度の小さな話だとは思うけれど、そう言うナカレ。


人はそんなちっぽけなことで、また明日も頑張れるのである。ヨタヨタしているおじさんになればなるほど、そういう紛れのないことが救いだったりするのだ。