吾輩は弱つてゐる。


結局今に至るもなんの病気なのだかわからないママ、しかし風邪のような症状を見せるなにやらウイルスの一種に感染したのだらうと云う優しそうな顔をしたお医者の言葉を信じて、頂戴した薬を喰らって寝てゐる。


昨日あたりまでは、薬を飲むと三十八度、飲まぬと三十九から四十度といふ具合だったが、いまはそれを上下一度程度下回るやうな事になってゐる。

とはいえ、薬を飲まないと三十九度出てしまう状態で吾輩には仕事せよと言われても無理だ。

熱でぎりぎりまともな仕事が出来るのは、三十七度台後半を、薬で無理矢理三十六度台後半に下げたやうな場合までか。何れにしても全体にあと少し下がってこないといかぬ。

それと、意外と目の充血が煩わしい。漫画で能力を使いすぎて限界がきてゐる主人公の仲間(大きな敵を倒すのと引き換えに死ぬ)のやうな、かわいそうな目をしてゐる。


もう一日会社を休めるかな。