初鰹は生まれて3ヶ月目に入った。
表情がどんどん豊かになってきて、成長を感じる。

初鰹は、ギューンとそそり立つ曲線を描いて育っていく。昨日の彼は今日の彼とは比べられず、先週の彼がどんなものだったか、うまく思い出せない。

笑う赤ん坊はなぜあんなにかわいいのだろう。

うちの子はなぜあんなに賢そうな顔をするのか。

親の頭に生ずる子供を見たときの脳内麻薬の快感は、なにものにも比べられないように思う。
なんだか恥ずかしい気もするが、本能に従おう。
いろいろな価値の順番が自分の中で変わっている感じがする。