会社を休んでいる。

コロナが陰性で、終わりかと思っていたら、土日を経て、熱はないのに体調不良が治らない。

初めての経験で戸惑いがひどいが、これが噂のメンタルなんだろうなと思う。体の左側が鈍いので、最初は脳みそ系かと思ったけど、どうも違うらしい。
会社に行きたくない、仕事をしようと考えると、体からシュワーっとおよそよくなさそうな炭酸のようなものが噴出してきて、頭が重くなる。

一つ一つ自分に当たってからでなければ、判断はできないけれど、今戻って今までと同じレベルの仕事ができるとは思われないので、まずは今週は全て休んだ。

社会人になって一番のピンチだと思う。
初めて、ああなんか壊れた、と感じていて、ひどく不安だ。もう少しぼくは自分がしぶといと思っていたが、そうでもなかった。心療内科に行けばすぐにでも診断名がついてしまうだろう。

2日くらい経って、壊れたものは仕方ないし、焦っても仕方ないので、その気になるまで図々しく過ごそうと思った。だめなものはだめ。白旗である。泣く子と鬼とメンタルには勝てぬ。
負担がかかる同僚には申し訳ないけれど、更に長引くほうがもっと迷惑がかかる。

ぼくはちゃんと回復すればまだまだ役に立つ。



さて、しばらく好きにすると決めたぼくは、今更ながら、劇場版鬼滅の刃無限列車編を一人で見てきた。
前評判通りに、煉獄さんは立派な男だけれど、それ以上に物語の暗さが際立った。小さい子供にも人気があるアニメとは思えないストーリーだ。テーマである炎がボーボー燃えて熱さは感じたが、物語の構成上仕方ないとはいえ、心は暖まらなかった。
テレビのときとおんなじで、アニメーションの絵そのものは相変わらずすごい力作だけれど、これが日本の興行収入第一位の劇場版アニメーション作品だと言われてしまうと、「?」という感じがないでもない。年末に、あらゆる素晴らしい音楽作品をなぎ倒して、〇〇坂のアイドルが、数字では圧倒的一位をとるような違和感というか。そんな、少し寒い感想をもった。

鬼はとても強いけれど、どんなに強い鬼も太陽には勝てない。鬼滅の鬼の最終目的はなにか知らないけれど、真正面から太陽の克服を追いかけた、カーズ様を思った。前向きでイイね。


冬の劇ホットドックの身の細さ

どーんといこうや。