北朝鮮のおそらく新指導者である、金与正氏がアツい。いま、東アジアの注目を一身に集めている。

「お前ら眠たいこと言ってっと、南北連絡事務所を爆破するぞオラ!」と、宣言していて、このほど本当に爆破した。

動画を見たが、凄い爆破されていて、粉々に崩れ落ちている。かなり本気だ。
「さらに、ナメてると軍を動かすぞオラッ」と、文政権を絶賛恫喝中である。なかなかに凄い女性だ。

儒教半島である朝鮮半島において、世襲の女性指導者が立たんとしているのは、歴史的にも記録されるべき事柄だろう。
それは、対内外に向けて自らの権威を守るために、北朝鮮がより強硬で酷薄な国になるか、あるいは面従腹背の男性エリートたちが蠢いて、体制を不安定にさせるのか、そのどちらにしても半島はこれから混迷を深めるのだろう。
兄が死んで、後ろ盾がいなくなったときに、何が起きるのか。

中国は北京でまたコロナの報道が出た。中南海のお膝元について、この報道が出てしまうのは、事態のの深刻さを物語っている。インド国境では小競り合いが起きて、45年ぶりにインド軍側に死者が出たそうだ。アメリカはあんなカオスな状態だし、ヨーロッパは病み上がりで息も絶え絶えである。

コロナは世界を遠くし、皆、内を固めることに目を向ける。内側に溜まったものは圧をかけられた上、逃げ場を求めて鍋から吹き溢れる。

いまはじっくりと圧がかかっているところだ。

冷戦崩壊くらいのレジームチェンジが進行しているような気がする。軋んでいる。軋んでいる。

そうして、モノは崩壊するときに、大きな物理的なエネルギーが発生するのだ。それが、僕の日常からなるべく遠いところで起こってくれることを願っている。