伊藤忠の室長?,がセクハラで訴えられたとYahooニュースのトップに出ていた。

ほんとかどうかは知らないが、記事の通りならひどい話だ。会社の仲間で行く予定だった旅行にキャンセルが相次ぎ、二人きりの旅行になった。部屋の予約が一つで、同じ部屋に泊まることになった。無理矢理覆い被さられた。と、そんな経過だそうだ。本当ならセクハラというか、強制わいせつ、強姦未遂の犯罪である。

参加者が二人になっても旅行に来た。
宿の部屋が一つでも拒否しなかった。
結局そのまま同じ部屋で寝ることになった。
だから、これはOKだろう。

発想としてはそんなところだろう。
長きに亘り日本の男性陣としては理解できないでもない、と、されてきたセンスなのだろうが、もはやオールドファッションもいいところだ。
そもそもそんなのは形式的に判断できることではなくて、空気読むとか、雰囲気で察しろということなのだ。40を過ぎてそれがわからないのは、糾弾されてしかるべきだろう。

先々週くらいに我社でもセクハラの話を聞いた。
若い女の子が、出張先で取引先のおじさんからセクハラを受けたと訴え出たらしい。

いわく、不必要な身体の接触、性的に不快感を感じる言動、ラインID交換の強制、があったそうだ。
項目だけ見れば、ピンからキリまで大いに幅がありそうなものだが、社対社で正式に法律家を挟んで申し入れをするというから大ごとである。よほどのことがあったのだろう。
我々としては、そうして申し出られたからには、全力で守らねばならぬ。仲間を対外的に守れない組織に未来はない。戦う一択だろう。これは正しい。

自分に引き寄せてみて、自らのおそらく酒を飲んでのセクハラ行動で、他社の女性を傷付け、更に社を巻き込んで問題化したら…と想像すれば、背すじがヒヤリとする。
まず組織人としてのポジションは失うだろう。
また自らの自尊心が自分を許さないだろう、とも思う。家族にも隠せないし、人生の大きなものが壊れることになるのだ。

きっとどこぞの上場会社か、立派な中堅企業の部長さんか課長さんなのだろう。ひどく人生を狂わせた誰かに、してはいけない同情の気持ちは正直ゼロではない。正直。

自戒を込めて。セクハラには気をつけよう。
いっときのことで、失うものは大きい。
みんなわかっているはずなのにね。



ドミンゴ超イケメンなのに。長年のセクハラで残念なイケメンに。似てないから雰囲気で。