今日は某ファンドさんのパーティーがあり、そういうときじゃないと食べられない、それ牛のどこなんだっけ?と首を傾げたくなるような大きな塊から厳かに切り出されるローストビーフやらなんやらをいただいて、会社に戻るみちすがら。
若いときはここぞとばかり何枚も食べたものだけど、いまは一枚で十分で、やはり経ているなあ、自分も、などと思う。
ほんの少し前までは自分だけは経てないと思っていたのに。と、思い返してみるが、冷静に考えるとその時点からも意外に時は経っていて。やはり経ているのだ。
丸の内の中通りでは、少し湿気が強いけど、路上のテラスで食事をしている人たちがたくさんいた。
行幸通りを横切る。花嫁さんと花婿さんが写真を撮っている。あれはパレスホテルで挙式するカップルだろうか、東京駅をバックに燦燦と幸せを吹き出している。
金曜日の夜なので人はたくさんいるけれど、あんまりごちゃごちゃしていなくて落ち着いた街の姿である。

金融街の中通りをてくりてくりと進む。


せっかく我慢して烏龍茶とオレンジジュースで乗り切ったのだ。
このままふらりふらりとあてどなく歩いていきたい自分の気持ちに生暖かい視線を送りつつ、もう一踏ん張り、今週は続く。