どうも。数日前から謎のゴマに頭を抱えているクレトです。

 

後輩がいた頃は日常的に使用していた白ごまですが、独りに戻ってからは料理にゴマを使うという事も、ゴマが使われているものを食べる事も殆どなくなっていたのですが数日前から部屋の中にゴマが落ちているのをよく見かけるようになりました。しかも、物によっては発芽するのでは??という緑色になっているものもあって……これはもしかしてゴマではないゴマに形が似てるだけの何かの種で、自分の脳からこぼれ落ちている何かなのでは??等とまで空想を巡らせたりしていますが本当にミステリーです。

 

さて、この文章を打とうとした瞬間に謎のゴマを拾ってしまったのでそんな話から始まりましたが鬱は少し軽度になったものの躁鬱の波が激しいのは自身が一番理解している。そんなこの頃。

一つの憂いが消えれば、新たな憂いが現れる。これは世の常なのかもしれませんが、やはり受け入れがたいものであるのも確かなわけで。

 

携帯についての一件は無事に解約することはできたのですが、自体はより悪質な方向に向かった気がしてなりません。

 

というのも、本体代も解約手数料もなく解約自体はスムーズにいったのですがこの数ヶ月自分の携帯代は自分でと思って自身のカードでの支払いに変更したところ1万5千円前後の請求が届いていたわけで、格安携帯でないものはそんなものなのかもしれないと意気消沈していたのですが家族全員分の携帯代を支払っていたことが判明。

私自身の携帯を解約しても、請求は私自身に来るそうでその場で打てる最善策はとってきましたが、この問題はまだ長引きそうです。

実家の固定電話からインターネット代までがまとめて支払い的なサービスでまとめて請求されていたというオチ。

 

一連の問題が始まったとき、配信で愚痴を言っていたら私の未来を占いたいとかいう人が現れて、結果として出されたのがThe・Towerという最悪の未来の暗示だったわけですが逆をいえば良き未来とは何なのでしょうね。

タバコの煙をくゆらせながら、過去をふり返れば最後に引き当てるのは『良い経験をさせてもらったよ』と強がるセリフを吐くしかないような、そうしないと立っていられないことばかりで、良いと思っていた過去も今では戻りたくもない。そんなものになってしまっていて、でも、今だって良いなんて言えない。鬱のせいもありますが、手を伸ばしたい未来が今の私には見えないです。

 

片や、昔助けた、竜宮城の場所など知らないカメはといえば――えぇ、嫌味しかありませんよ。嫌味しかない言い方をチョイスしています。

恩返し自体は忘れていないので悪意を全面的に押し出すというのはただの嫉妬でしかないわけなのですが、結構順調に生活しているみたいで雰囲気自体も明るくなっていましたし、以前以上に健康体という感じで身体だけ見れば筋肉のバランスも良い細マッチョになっておりまして、その上に脱毛も始めたとか。

元々、性格は末弟気質という部分を除けばそんなに悪い人間ではないので、現在のまま30代になって、ファッションを気を付ければ浮いた話が出ないでもないというのは思っていましたが色々な意味で余裕がうまれているのでしょうね。「もし、自分に彼女とかできたら流石に今みたいな手伝いはできなくなりますよねー」などとのたまわい始めた始末。いや別に、彼女できたら私だって流石に今みたいに手伝いを頼んだりしないよ。するわけがない。安心しろと、うすぼんやりハナミズキが脳内で流れた浦島クレトであった。

 

幾度となく様々な方面から色々な疑問をぶつけられる後輩との関係。疑問視しない方が正常だし、私も異常だという認識はある。

 

後輩という言い方をしているのは彼が後輩という関係性以上の何ものでもないからであり、どれだけ時が経ってもそれ以外に追加要素がないのだ。

高校時代につるんでいたグループにいていた先輩の実の弟で、グループ内ではカースト底辺同士であり、背格好やら性格が似てると言われることが多く、お互いに平和主義者で卒業後は年に一度のペースくらいでカフェなどに行ってスイーツを食べながら近況報告をするという周囲から「お前らは女子か!!」とツッコミを入れられるただただそれだけの関係。

抱えている問題だったり状況が近いというところはずっとあって、お互いの家庭事情を知っているので事前説明が要らなかったり、良き相談相手ではあったようだ。だからといって、現在進行形で《恋愛》という二文字に発展しないのはお互いに《タイプでない》に尽きると思う。

 

私は自分でも面食いの自覚がある。後輩に至って言わせて貰えるのであれば、高校のときの姿が一番記憶に残っているので関わり続けているが、婚活とか職場で現状の姿として出会っていたらラインすら交換しない!!そんな感じ。

 

あちらも似たようなものなのだろう。お互いにセンシティブな話もする関係なので過去の恋愛遍歴は知っているのだが……ヤツが一応でも付き合ったことがあるのは、守ってあげたくなるような小柄でワガママだけど適度に甘えさせてくれる俗にいう小悪魔系。色んな意味で私には存在してない要素ばかりだよ!!その上、オタク仲間だったから18禁スペースに行って「この作者のピーの描き方がピーで」とか『ピーにピーするというのも中々乙だと気がつきまして』というような話も散々してしまったので、事あるごとに「『異性としてみることができない』」と言い続け、半年以上ワンルームで生活していが一線を越えるどころか、バルクハラスメントごっこが始まる始末。

 

同居に至った経緯だって、家庭事情を耐えぬこうとした私は身体を壊して、心も壊して、家を失った経験をして、その一年後にほぼ同じ状況になっているのを知ってしまった。

そのときは、別に付き合ってる男性もいなかったし、手癖の悪さがないのも、酒癖があったり、家に住まわれて困る習慣があるわけでもない。貞操の危険についても一応は考えたが、手を出す機会は他にもいくらでもあったし、後輩の兄貴が私にしでかしたちょっとした事件があったのだがそれがトラウマ級になってるので手を出そうにも出せないのだと思う。

 

あの時の私はただの慈悲で、今の後輩は慈悲に対する恩返し。あとは生きる為に必要だった。それだけ。

 

けれど、私は前に進むどころか同居中もその後も全てが悪い方向に転がり落ちていくばかり。でも、後輩はやっと自分の人生が始まったというようにとても良い方向に進んでいる。正直、嫉妬してしまう。『助けなければよかった』と言ってしまいそうになるほどに……。

 

もしも悪魔が「この男をお前のものにしてやろうか」と問いかけてきたら、悩むかもしれない。いや、悪魔など持ち出さずとも手に入れようと思えばできるとは思う。しかしそれはしたくない。してはいけない。良いところも、悪いところもよく知っている。だからこそ今の関係より先に進んだら私は後輩を許せなくなる。拒絶するのがわかる。

 

それにやっぱり恋人とか結婚相手とは名前を呼んで、触れあって、ちゃんと愛したい。

 

恋愛のレの字もないと思われたこの数年だけれど、実は気になっている人が一人だけいた。でも現実であったことはないから、本当に好きになれるかはわからないし、どこが好きなのかと考えるとそれも今一わからない。あちらが私に興味か好意かそんな視線を向けてきたからかもしれないし、好きなのかもしれないと考え続けていたのは、その人が他の女子と仲良くしていたり、他の人を優先するととても苛立ったり、嫉妬したり、モヤモヤとしてしまうから。

こちらを向かせて、私を一番にして、独占したい。そんなことを考えてしまうこれは、愛ではないが恋ではないのかと考えていた。夢に出ることも多いし。

 

ただ、後輩の口から「彼女ができたら」という言葉を聞いたときに何処か血が沸騰したような感覚があった。『とられたくない』そんな感情は何処か自分が感じる恋心に近い気がして気持ち悪さと恐怖と同時に困惑したわけで。

 

今日見た夢の中でまたあの人に会った。必死に追いかけて、その腕を掴もうとしていた。振り向かせようと叫んでた。目が覚めて、気持ちが悪かった。よくわからないけれど、気持ち悪かった。

 

きっと今の私は、疲れてて、辛くて、頑張ってもそこに私が望む褒美はなくて、でも、頑張らなきゃ、頑張っても安全な生活を脅かされて、疲れたんだと思う。昔はこれだけ頑張ったらカレが抱きしめてくれた。よく頑張ったって頭を撫でてくれた。頑張れよって手を握ってくれた。それが欲しくて、間違った方向で良いから欲望が暴走しそうで、ほんの少しの優しさがあまりに甘く感じて脳をおかしくしてしまう。だから、私は目を伏せて、世界の全てを憎み。誰も近付けないように『嫌い』と呟かなければならない。

 

もっともっと心を閉ざそう。これ以上、間違わない為に……。