お疲れ様です。外に出るなということよりも、外に出ろといわれることの方が苦痛なクレトです。

 

意外と驚かれることなのですが、私は別にスポーツとか体を動かすこと自体は嫌いではないのです。

 

スポーツの種類によっては嫌いなものがありますけどね。

というか、団体で動くことが嫌いという感じなのです。えぇ。

 

歩くこととかも嫌いではないんですよ?? 登山とかも誘われれば喜んで行きます。

ただ、何の目的もなく独りで行動するということが嫌いなのです。なんか、耐えられない。

 

あと、毎日同じ行動をするとか、しなければならないというのが苦痛でしかたないんですよね……

 

……つまりは、体を動かすとか、スポーツに向いてない性格なのです。ただそれだけであって、スポーツとか体を動かすことが嫌いなわけではないんですよ。

 

病院に行くとやっぱり、現状に対するメンタルの心配というのをイの一番にされるわけなのですが、クレトの生活って一切変わってないんですよね。

元々、在宅仕事だし。収入に変化はないし、出かけるといったら病院へ行くくらい。

 

人間関係なんてものは皆無ですから、孤独なんてものとも今更なのであまり縁がありませんしね。

むしろ世界が悲壮に包まれているなか、基本的に何も変わっていないということがとても幸せだなと感じているくらい。

 

あと、引っ越してから我慢していた本の購入ということについて、図書館が開いてないからという言い訳で買っても罪悪感が少ないので超ハッピー。そんな感じなんですよね。

 

で。そんなことを医者に言ったらすげぇヤバイ奴を見る顔をされました。はい。

 

自粛ってことが言われ始めてから妙にカウンセラーが「出るなって言われたら外に出たくなるよね」とか「外に出たくならない??」と言われていたんですが『いんや。全然』という会話をしていたんですよ。

 

ある意味で珍しい言い回しをするなーというか、言葉に違和感を感じていたんですけれど今日、カウンセラーと話をしているときに『周りはもう、自粛するの限界らしいですわ』と結構ひっそりと散歩している人とかいるみたいですねーってことを言ったら「それが正常だよ」と言われたんですよね。

 

やっぱり家の中に引きこもり続けるってことは大分メンタルやられるらしく、人間は色々なところに行ったり、色んな体験をしたり、様々なことをするってことが大切らしく、それが制限されている現状はかなり問題だそうです。

自宅の中という制限された空間の中だけでは、工夫をこらしてストレス解消を試みたりしてても精神にはとても負荷がかかってるそうなんですよね。

 

正直、理解はできますよ。とても理解はできます。だろうなーとも思うのですが……。

 

『食糧問題がどうにかなるんなら1ヶ月間くらい家から出たくない。1ヶ月半でもいい。家を出るなということ以外何にも縛られたくない』というのがクレトです。えぇ。

そんなことを言ったら、来週もキッチリと病院の予約を入れられました。

 

現在の病院的には緊急性がない限りは基本的に通院回数などは本人の自由で決められるとのことなんですよ。だから、「病院に来るのがこわいとかあったら、当面お休みにしてもいいんだよー」って言われたんですけどね。

 

以前、もしも入院するような事態になったら家族に連絡がいくのかということを医師に尋ねたところ「個人的に連絡しない限りは、連絡いかないよ」ときいたので私に恐いものなど現在は医療費くらいですし、『感染は恐くないけど、通院がなければ私は半永久的に幸せに引きこもって飢え死にしそうです』と回答したわけなんですよ。

 

本気でね、一週間分くらいだったら適当に料理作って、食材の買い出しすら行かないのが私ですから。

 

まあそんなことをぽへぽへと言っていたところ、なんかもう「その精神の方が異常だからね?!」と釘を刺されました。あはは。

 

最近の自分は、以前に比べたら鬱病治ったんじゃないかなーってくらいに調子が良いですし、パニックを起こす回数も減りましたし、感情の起伏なんて皆無というくらいに平和に暮らしていたのでこの妖怪にもついに、人間の兆しが!!とか思ってたんですけどねー

 

あ、うん。定期的に外出しなきゃいけない?? 毎日のように不特定多数の人間と接触?? 人混み?? コミュニケーション?? 想像しただけで吐き気がします☆

 

いやまあ、外出とか旅行とか嫌いじゃないし、人間と接触するのも嫌いじゃないんですよ。

それなりにもし就職とかしても、人間関係とかはそこそこ上手くやれる自信ありますし。人間に混ざるのは得意ですからね。

 

ただ、予定が決められているというのが苦痛でならない。すっげぇ、今自分で駄目なことを言ってる自覚はあるんですけど、毎日同じ時間に起きて、似たようなことを繰り返す日々、同じところに同じ時間に通って、疲れた体と精神で家を空けている間に変化が起きていないかを刃物を片手に巡回し、そこから翌日に向けて準備をして、明日も平和であることを祈り、あと数時間後には目覚めなければならないという不安で浅い眠りの世界を漂う。

 

想像しただけで発狂しそうです。

 

本当にさ、家を空けてる間に誰かが入ってきてて鉢合わせしたり、定期的に誰かが入っていたり、あるいは玄関前に立たれていたりしたらどうするわけさ。

家を離れるって目茶苦茶恐いことなんですよ??

 

何かあってもだーれも助けてくれない。警察を呼んでも、警察はすぐに帰ってしまう。

同じ穴に銃弾は二度当たらないなんてはいうけれど、相手が相手だった場合は警察が帰った後にまた現れるかもしれない。独りになった瞬間に現れるかもしれない。

 

他の場所よりも快適である程度の安全性はあるけれど、決して安心できる場所じゃない。守り続けないと、密閉し続けないと危ないんですよ。私を守れるのは私だけなんですから。

 

だから、私は外に出ろという方が苦痛。

なんてことを考えたら、あぁ、今での十二分に病んでるなーって感じました。正常な精神なんて欠片も存在してないですね。

 

カウンセラーにせよ、主治医にせよこんな感じなのでね、今は外出自粛中ですけど、通院はしましょうねーってことになりました。はい。

そんなお話です。

 

皆さんは、どうか外に出たいという心を失わないでください。それは正常な精神です。

なにも悪い考えではないです。たしかに今は我慢しなければなりませんが、私からすると特に独り暮らしの方なんかは何の不安も持たず外出できるということはうらやましいくらいにすごいことだと感じます。

 

なんて改まって言わなくっても普通の人は外に出れるんでしょうけどねー

 

私もいつかは安心して「いってきます」そして、「ただまー」「おかりー」と言いたいものだと願ったりしますよ。一応は。

 

余談ですが――そういうことを言いつつ、我が家は元々から全員が出不精だったんですよね。家族仲の問題というものもありましたが、父は休日は常に寝てるか料理してるか、酒飲んでるかテレビを見てるかでしたし、母の口癖は「家から出たくない」で、幼少期からゴミ捨ても買い物も私の仕事でしたし、家に家族が全員揃っていたとしても全員が全員違う部屋で好きなことをしてることが基本でしたからね。

 

祖父母も祖母は自分一人では敷地外に出ない人でしたし、祖父は家から出るという日と家から出ない日を決めていて、出ない日には絶対的に家から出ませんでしたから。

 

私が家を出ないというのは成長段階での環境要因が大きく関係している気がします。

第一に行動制限を受けていたので、私は自由に外出することが出来ませんでしたし。母親に決められた時間に決められた場所に行って、決められた人間と接触することしか許されてませんでしたからね。

決められて出かけても、家に帰ったら理不尽な目に合うことも珍しくなかったし、そういう点も克服していかなきゃなんですね。

 

他人事のように『あぁ、大変だ』と言っておきましょう。