父は精神疾患のある人で

落ち込みやすい

暴力を振るう

怒鳴る

人、だ。


まだ小学生で胸の膨らみや女性らしさが出てきた頃。

眠っていて、起きた時にボタンが掛け違っていた。

ドキリとしたけど分からなくて、、、


父に綺麗だよと、言葉をかけられた時

ボタンの事を思い出して

背筋がこわばった。


きっと洋服を脱がせ

裸にさせて眺めていたんだと推測したら

身体が固まった。


“お前は出来ない子なんだから努力しなさい”

出来ない子のレッテル

出来ないんだから努力しろ


わたしは、できない

何かをする時

このビリーフが最初に入り込む

50歳になる今も。


辛い環境にいたから

速く大人になりたかった

知識をつけて負かしてやりたかった

早く家を出たかった

早く結婚したかった

早く家族が欲しかった

逃れたかった


早く早く早く


今を楽しむなんて

生きるを肯定するなんて

そんな事に目を向けるなんて誰も教えてくれなかった


そんな緊張感を癒すのは快感だった


幼稚園の頃から性器を触り

その快感が全身を突き抜けて

眠りにつく


もどかしさや、気持ち悪さや悲しさが昇化していき

また朝がやってくるのだ


私の生きる力は性欲

性器・快感から、だった


生きる過程の中では

男性依存から男性恐怖症

セックス依存

婚約破棄

不倫

クズ男

年下男・年上男

私の欲が暴れるままにやりまくり

そして傷付いて

自暴自棄で暴れて乱れて

暴走が止まらず

また自ら傷付きに行って

ようやく止まり

傷の深さに気付く


治し、直して

癒す


マイナスからゼロ

リセットに


気付けば49歳になっていて

人生の後半になっていた