俺は死ぬのか?


家族が呼ばれ、先生もため息ばかり、、、

 

心エコーで診察している先生の表情を見たわけでもなく、何か言葉をかけられてもないのですが、その場の空気でひしひしと伝わる。

 

 これは、ただ事ではないのだろう。


「先生、、、やばいっすか?」 と尋ねると、モニターを見ながら説明してくれた。

 

モノクロ動画で心臓が何やら不自然な動きをしているのが分かる。

 

心臓の弁にばい菌の塊ができ、弁が閉まらず血液が逆流してしまっていて、その塊の破片が血管を通じ他の臓器に行ってしまうと大変なことになるのだという。

 

そして


 「手術をしなければ治りません」


と。

 

手術?心臓を??胸、切開するの???  その言葉を信じたくなかったし、疑った。

 

「薬で治りませんか?」と聞くと「手術をしないと助かりませんよ」とのこと


そこまでハッキリ断言できるくらいの病状なんだ...


胸がが痛いとか苦しいとかがないので、心臓が悲鳴をあげているとはどうしても信じられなかった。





診察後、そのまま大きなベットに移され集中治療室に直行。抗生剤の点滴が始まった。





23時過ぎに先生からの説明を終えて、妻と長男が面会に来てくれました。二人は動揺していたと思うのですが、普段通りの表情や言葉使いで不安を和らげてくれました。


妻と長男は今朝あったばかりなのに久し振りな感じがしてなんだか愛おしく思える。





翌日、様々な検査が始まり、揺るがない現実を突きつけられることになるのでした。