伊勢神宮は皆さんご存知の「お伊勢さん」で有名ですが、今回ぼくが紹介したいのは内宮より外宮、外宮の敷地内にある勾玉池の中心に鎮座する、茜社(あこねやしろ)。
こちらは通称「あこねさん」で親しまれています。その境内社には茜さんより有名な豊川茜稲荷神社がございます。
誤解なきよう説明しておきますと、豊川稲荷ではございません。住所が「豊川町」というだけで、御祭神は宇迦之御魂神です。
ちなみに昔はここも外宮の摂社だったらしいですが、明治ごろに大人の事象で分離させられてしまいました。(度会氏の氏神様らしいです)
天牟羅雲命(あめのむらくものみこと)ね。
なので、今は神宮の管轄ではございません。
とはいえ、外宮の敷地内?というか、そこにある勾玉池のど真ん中に鎮座しているので、外宮に漂うふわ〜っとした柔らかい空気、御神気は感じることができます。
ここの茜社のほうには女性の神様がいらっしゃいます。とても控えめで、おおらかな優しい女の神様です。
元々は外宮の御祭神(豊受大神)の眷属神(巫女さんの姿で)として支えていたそうですが、今は茜さんにいらっしゃいます。
今でも外宮で願掛けされた豊受大神様の仕事をお手伝いされてらっしゃるのだとか。
予想にはなりますが、外宮はお願いごとされる数が尋常じゃないので、その辺の願掛けの仕分けとか、ちゃちゃっと叶えられそうなものはこちらの茜社の女性の神様がお手伝いして、叶えてるのかなぁと。
神社で例えるなら宮司さんがされてらっしゃる、仲取り持ちみたいな。
で、神様は気まぐれではあるけど、茜社で手を合わせてくれた方には祝福(ご加護)をかけてくれます。
ご加護をかけてもらえると、身体がスッと軽くなるのと、日常がちょっと豊かになるような幸福や食、水にまつわる豊かさを授けてくださいます。
ぼくは以前、一度祝福をかけてもらってからその加護は数ヶ月にわたり続きました。
なので、何度か御礼参りに行ったと記憶しております。
伊勢神宮に参拝に上がられるのであれば、こちらは本当に人が少なく、神様とゆっくり対話できますし、境内にもゆっくり居座ることができるのでおすすめです。
太古の時代の素朴な巫女さんの姿をされた、優しい優しい女性の神様があなたを癒やしてくれます。
感じられる方なら行けばわかる。境内には優しい風が時よりスーっと吹きますので。
今回は書き切れませんでしたが、次回は境内社の豊川茜稲荷神社についてまとめます。
こちらはビシッとした、来るものを拒み、来るものを選ぶ厳しめのお稲荷様が御祭神(尻尾がフワッとして、白くてかなり大きめな狐さん)として鎮座されてます。
お楽しみに♪