" SOONER OR LATER "    THE INNOCENTS (1980)







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」




あまりの素晴らしさに言葉を失うとはこの事だろう。




一体、どこまで登り詰めるのだ、このメロディーは・・・。




以前のダットサンズの流れで、当初はヴァインズか、その他のオーストラリアのバンドを紹介しようかと思ったのだが、数日前にたまたまYou Tubeにて、このバンドの映像を発見し、あまりの衝撃に紹介せずにはいられなくなっちまいました。


実は、このバンドの存在自体は、結構前に某ディスクガイド本で見て知っていたのですが、何せその本以外に情報が無く、音に触れる機会も無かった為、音源をチェックするのを後回しにしていました。


で、この映像を観て、速攻でユニオンや各国アマゾンなどで、以前出ていた彼らの2枚組み編集盤を検索しましたが・・・・・・・・・・が! が! ガッ! ガガガガガガガガ・・・ピー!


見事に全滅でした。


2001年に出たCDなので、とっくの昔に廃盤になっていました。


リリース元のレーベルも検索したが、『 SOLD OUT 』 の文字・・・何でじゃ。


再プレスしろよ・・・絶対売れるやろ・・・ベスト・セラー確実やろ・・・。


遅すぎるよ、俺・・・。


俺とした事が・・・我が人生、一生の不覚です。(大げさじゃ)


なるべく全方位に目を向けて音楽を探求している自分ですが、こんな感じで、時には見落とす事もあるんです・・・・・・だって人間だもの。


しかしながら、この見落としは痛い・・・こんなに素晴らしいバンドだったとは・・・。


正しく俺好みな60’s的ポップセンスと絶妙な 『 80’s テイスト 』 ・・・オー・マイゴッド!
 ガッデム!! シット!!(誰やねん)


リード・ヴォーカルの人の 『 この顔でこのルックスで、この声かよ! 』 って感じの意外性がかっこ良い・・・てっきり、ギターのイケメンがヴォーカルだと思っていた。


ベース・ヴォーカルなのも個人的にツボである。





ちなみに、そのガイド本にはこんな風に紹介されていました。


「2001年の再発大賞はこれで決まり!  甘く切ないメロディ・センスと衒いのない演奏が、どこまでも純真なポップ・ソングに結実。 豪州の知られざるパワー・ポップ・バンドの音源をまとめた本作は、70年代のビートーヴェン (綴りは ”BEATHOVEN ) 時代と改名後のイノセンツ時代をそれぞれ1枚にまとめ、当時のビデオ・クリップも収録した優れもの。 眠らせておくにはあまりに惜しいポップの宝石は、今ようやく光を受けて輝き始めた。」


「知られざる」・・・なんて紹介されていますが、一応、当時はメジャー・レーベルと契約していて、オーストラリアではそこそこ知名度はあると思われます。


しかし、「眠らせておくにはあまりに惜しい」・・・というのは、まったくもって同感どころか、
何でこの音楽を眠らせとるんじゃい!・・・っつう話だ。


俺から言わせれば、何故これが「全米1位」じゃないの?


何故、100万枚売れていないの? ・・・って感じです。


これはもはや、マニアのみが知るバンドとかそういう次元のバンドではないでしょう・・・どう考えても。





この素晴らしい音楽を眠らせているという事実だけでも、音楽業界というのが、いかにデタラメなものかが証明されたと思う。


一部を除いて、音楽雑誌や評論家、ライターなんかが、いかに音楽を解っちゃいないクズの集まりかが判るでしょう。


『 ロックの殿堂 』 だの 『 グラミー賞 』 だの、そんなものに一体何の意味があるというのだろう。


勿論、そういうのにノミネートされる音楽でも素晴らしいものがあるのは承知だが、大事なのはそういう事じゃなくて、「 有名無名問わず、純粋に素晴らしい音楽か 」という事でしょうが。


一体、何が真実なの?  


これ以上、嘘は聞きたくないです。


本物の音楽だけを聴かせて下さい。






彼らの編集盤CDにつけられたタイトルがとても秀逸であったので、最後に紹介しようと思う。


『 NO HIT WONDERS FROM DOWN-UNDER 』


『 ONE HIT WONDER (一発屋) 』 というのはよく言うが、
それでいくと、さしずめ 『 不発屋 』 といった所だろうか。


しかし、このクズ音楽業界のヒット・チャートではヒットは出せなかったが、俺の中の 『 人生のオールタイム・ヒットチャート 』 では、彼らは 『 今週の初登場1位 』 なのは言うまでもない。






この動画を発見してから、数日間で俺は何回この曲を聴いたのだろう・・・。


そして、死ぬまでに何百回・・・いや、何千回、何万回この曲を聴くのだろう。


できる事ならば、永遠にこのメロディーに浸っていたい。


このメロディーのように、どこまでも昇っていきたい・・・。






キムケンのブログ