元TBSアナウンサーの川田亜子さんが亡くなった。
まだ、29歳だった。
特に意識して視ていた訳ではないが、最近のアイドルだかなんだかわからん女子アナとは違い、知的で品があって、好感の持てる感じだと思っていた。
そんな、美人で仕事もできるイメージの彼女が、自殺したと知って、とても衝撃を受けた。
自分と歳もあまり変わらないので、なんとなく、他人事とは思えない。
今の世の中、殺人事件や自殺が日常的な事になっていて、毎日、人が死のうが特に驚かない時代だ。
自分も以前は、「人の死」というものにあまり現実感を抱かない人間だった。
しかし、今から10年近く前に叔父が亡くなり、その時初めて自分に近い人間の「死」に直面し、「命」の尊さに気づかされた。
小さい頃からよく遊んでくれて、いつも明るい人だった。
その人がもういないと思うと悲しくて、もう大人になっていたが、涙が溢れて止まらなかった。
それ以来、テレビなどで小さな子供が殺されたなんていうニュースをみる度に心が痛くなる。
そう考えると「自殺」なんていうと、命を粗末にした自分勝手な行為になるのかもしれない。
生きたくても生きられない人間もいるのだから。
生きていく事に疲れるというのは誰でもあるとは思うが、だからといって、死んでも何の解決にもならない。
残された家族の事を思うとなおさらだ。
彼女とは面識のない自分でも胸が痛くなるのだから、彼女に近い人のショックは想像を絶するものがあると思う。
しかし、相も変わらずそんな犠牲者を出してしまう現代社会というものに、自分は最も憤りを感じるのだ。
何で、こんな若くて綺麗な人が死ななければならんのだ!
テレビのインタビューで、彼女の自殺を聞いた一般女性がこう言っていた・・・
「もったいないですよね~。 きれいだし。」・・・特に驚いた様子でもなく、淡々と語っていた。
それを視て自分は、「人一人死んでいるのに、”もったいない”はねーだろ?」と思った。
物じゃないんだから、「もったいない」とかそういう事じゃないんじゃない?
いつから人の命ってそんなに軽い物になったんだ!?
まあ、その人は彼女とは面識がないだろうから、そういう言い方になるんだろうけど。
たとえ他人であろうと、もう少し人の「死」というものに社会全体が関心を持つべきだと思う。
「自殺」となると、最終的には本人しかわからない問題なのかもしれないが、まわりがそれに気づいて一緒にいてあげる事で、救える命があるかもしれないし。
いずれにしても、川田さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
追伸:彼女と同じく、若くして自ら命を絶った2人のメンバーがいるバンドの曲を捧げます。
"WITHOUT YOU" BADFINGER (1970)
http://jp.youtube.com/watch?v=PyBS_1vGwpU&feature=related
"NO MATTER WHAT" BADFINGER (1970)
http://jp.youtube.com/watch?v=jsVPThOPlX4&feature=related
"BABY BLUE" BADFINGER (1972)
http://jp.youtube.com/watch?v=C53QAuOoSgc
