・・・という事で、続きでございます。

ボーカリストが、Chris Wilson(クリス・ウィルソン)という男に代わり、音楽性も見た目も

60年代の英国のバンド(BEATLESやSTONES)をモロに意識したスタイルになります。

最初の頃と比べると、ほとんど別のバンドのようです。



上のジャケ写などは、ご丁寧に英国車のジャガーと共に、タイトなスーツでキメています。

この「SHAKE SOME ACTION」というアルバムが発表されたのが、1976年ですが、
時代的には、ハードロックやグラムも過去のものとなり、ロックが産業的になり、巷ではディスコブームで、そろそろパンクロックが出てこようかというような時代だと思います。

いわゆる「ロックは死んだ」と言われるような時代だと思いますが、そんな時代にひっそり原点回帰していた、我らがFLAMIN’GROOVIES。



彼らの曲を初めて聴いたのは、今から10年くらい前に、パンクの2枚組みコンピレーション盤みたいなのだったんだけど、その時は、SEX PISTOLSやJAMと一緒に、全然パンクじゃない彼らが収録されているのが、とても不思議に感じた。

でも、メロディアスでとても良い曲だと思った。

今になってみると、その「時代に迎合しないスタンス」がパンクのルーツとして評価されたのだなという事がよくわかる。




しかし、この頃の彼らのアルバムのジャケ写に対するこだわりはすごい。

60年代のROLLING STONESそのままだ。

今から30年以上前にこのセンスはすごい。 かっこ良すぎる。

さらに、内容も半分くらいが、BEATLES、STONES、BYRDS、BOB DYLANなんかのカバーだ。

いやコピーだ。

というか、まるで自分たちの曲であるかのように演奏している。

でも、オリジナル曲は、それらの影響を完全に昇華して、独自の世界観を創りあげている。

その辺りがニクい。  曲が書けない訳じゃないのだ。

単に好きだからやっているのだ。 「限りなくプロに近い、偉大なるアマチュアリズム」・・・。



元ミッシェル・ガン・エレファントのチバ氏が、最大限の愛情を込めて彼らをこう言っていた。

「FLAMIN’GROOVIES・・・ジャケとバンド名は世界一。」


・・・その言葉に概ね賛成だ。


SHAKE SOME ACTION (1976)