備忘録:Windows7からWindows10への無償アップグレード
こんにちは。
今回は今更ながらWindows7からWindows10へ無償アップグレードを
行った際のエラー回避について記載します。
【背景】
元々Windows7Pro(32bit)(Windows8DGモデル)であった
10年くらい前のNECのデスクトップを昨年Windows10にアップグレードされて
使用されていたお客様のPCのHDDが故障し、再セットアップが必要になりました。
オフラインの環境でご利用されており、インターネット接続はありません。
【対応概要】
OSはWindows10ですが、Windows7のインストールモデルなので
標準添付の「再セットアップ媒体(Windows7)」より再セットアップします。
Windows10はマイクロソフトよりダウンロード。最新バージョン(21H2 )
元のHDDは完全に死んでいるようでデータの読み出しは出来ませんでした。
HDDを交換後、再セットアップ媒体よりWindows7Pro32ビットを標準再セットアップ。
その後事前に用意したWindows10(21H2 )32bitのDVDよりアップグレード開始。
アップグレードの場合は同じ32bitでしか出来ないらしい。
順調に進んでいたが、数回再起動後下記エラーが発生。それ以上進む事が出来なくなった。
「システムのレジストリに無効なファイル パスが含まれています。イン
ストールを続行出来ません。このシステム イメージは、ドライブ文字の
割り当てがコンピュータ間で整合性が取れているという保証なしで
適用されました」
「OK」を押してしばらくするとWindows7に戻りました。。。
ほぼ初期状態なのでWindows7のファイルが壊れているとか設定云々では無いと思われる。
エラー内容でググってみると色々HITするがレジストリを変更したりWindows10で
クリーンインストールしろとか、そもそもWindows10の無償アップグレード期間は
終了しているとかなかなか難しい。
そんななか、Windows10のバージョンが高いのが原因で上記メッセージが出たとの記事を発見。
今回ダウンロードしたのは現時点で最新の(21H2 )
お客様に同じ環境で同時期にWindows10にアップグレードしたPCを見ると
Windows10(20H2 )でした。
しかしMicrosoftからダウンロード出来るのは最新のバージョンのみ。
で、更にググると過去バージョンもダウンロード出来るツールがあるらしい。
「Rufus」というツールだ。
これを使って過去バージョン(20H2 )をダウンロード。
Windows7に戻ったPCでアップグレード再チャレンジ。
順調に進み、100%まで終わったところなんとプロダクトキーの入力画面が来てしまった。
NECのインストールモデルなのでプロダクトキーの記載やシールは無い。
プロダクトキーを入力しないと先に進めない。。。
無償アップグレードは無理なのか?
と思いましたが、その画面の左下に「後で」という文字が薄く表示されていた。
取り急ぎ「後で」で進めるとWindows10が無事起動。
ライセンス認証を確認するが、やはり「認証されていません」的な表示。
そのPCはオフラインの環境であったが、PoketWiFi を使ってインターネットに接続。
再度ライセンス認証を確認すると無事「認証されています」になってました。
たぶん最初からインターネット接続の環境でアップグレードしていれば
プロダクトキー聞いて来なかったかもしれません。
今回は修理で復旧させましたが、10年物のPCなので早めのリプレースをお願いしたいものです。