最近ものごとの捉え方が
花瓶に見えていたはずが
良い方に変わってきたけど
過去の状態に戻るのがこわい
そんな呟きを聴きました。
過去の状態に戻るって
どうなることでしょうね。
でもね。
新しい捉え方とか考え方とか
手に入れたとしたら、
過去の知らなかった状態
には戻れないんです。
たとえば、だまし絵。
向き合う二人の顔としても
見えるとわかった途端
見え方が変わり、
また花瓶として見ようと
思えばそのようにも見える。
たとえば、足し算。
1+1=2
という式を知ってしまったから、
果物がひとつ、もうひとつと
あったら全部でふたつ。
もはや知らなかったことには
できない。
捉え方や考え方も
知ってしまったからには
知らない前には戻れない。
だけど、
それを捨てたり、
変えることはできる。
この絵は誰がなんと言っても
私には花瓶なのだと決めて
向き合う二人の顔の見方を
捨てることはできる。
「1+1=2」に
リンゴとミカンでは2なのか?と
疑問を投げ掛けて、
果物なら2、
リンゴとミカンなら2ではないと
捉え方を変えたり
選択することはできる。
だけど
知らなかったときの自分に
戻ることはできない。
ただ、ときに
かけ算の答えや漢字を
度忘れするように
捉え方を忘れることはある。
そのときはまた
思い出せばいい。
だから大丈夫。
過去の状態には戻らない。

